プロポーズを断った理由は「そういうこと!?」選択的夫婦別姓制度の導入はまだか!?好きだけじゃ結婚できない案件【作者に聞く】

プロポーズを断った理由は「そういうこと!?」選択的夫婦別姓制度の導入はまだか!?好きだけじゃ結婚できない案件【作者に聞く】

彼からのせっかくのプロポーズを断ってしまったその理由とは…!?
彼からのせっかくのプロポーズを断ってしまったその理由とは…!? / 画像提供:モノモース(@mono_moosu)

元彼を忘れられない気持ちや、結婚を前に立ちはだかる意外な理由を、シンプルな線と鋭いギャグで切り取るモノモース(@mono_moosu)さん。今回紹介するのは、「あなたとは結婚できない」と「元彼」という2本の短編だ。どちらも笑いながら読める一方で、「わかる…」と心の奥を突かれる人も少なくない。

■別れたのに忘れられない、その理由がまさかすぎる
元彼1
元彼1 / 画像提供:モノモース(@mono_moosu)

元彼2
元彼2 / 画像提供:モノモース(@mono_moosu)

元彼3
元彼3 / 画像提供:モノモース(@mono_moosu)

「ひどいんだよ」と涙ながらに元彼の愚痴をこぼす彼女は、「思わせぶりなことばかりで全然構ってくれなかった」「所詮、遊び相手だったんだよ」と怒りも未練も入り混じった感情をぶつけ続けている。別れた相手を引きずるのはよくある話だが、この作品が一線を画すのは、その“引きずり方”だ。精神的にではなく、まさかの物理的に引きずってしまうという発想が、笑いと同時にじわりとした怖さを生む。

作者のモノモースさんは、「元彼を引きずる女性を、本当に引きずっていたらどう見えるか」という着想からこの話が生まれたと語っており、現実ではあり得ないのに、妙に納得してしまう後味が残る。

■好きだけど結婚できない、その理由が現実的すぎる【作者に聞く】
もう一編の「あなたとは結婚できない」では、恋愛と結婚の間に横たわる“ちょっとしたけれど深刻な問題”が描かれる。プロポーズを受けた彼女は相手のことが嫌いなわけではない。それでも首を縦に振れない理由は、「結婚したら自分の名前が変わってしまうから」だった——。

名字と名前の組み合わせによっては、冗談のような響きになってしまうこともある。作中では、その一点がどうしても受け入れられず、結婚という選択肢自体が揺らいでしまう様子がユーモラスに描かれている。モノモースさん自身も、「名字が変わることで生じる違和感は、当事者にとってはかなり切実な問題」だと感じ、このテーマを漫画に落とし込んだという。

■笑いながら突きつけられる“選択”の話【作者に聞く】
どちらの作品も、声を出して笑える展開でありながら、「自分だったらどうするだろう」と考えさせられる余韻が残る。読者からは「事実婚でいいじゃない」「夫婦別姓の必要性を感じた」といった声も寄せられ、ギャグとして楽しみつつも、現実の選択肢について考えるきっかけになっている。軽やかなテンポの中に、現代的なテーマを忍ばせるモノモースさんらしさが光る2本だ。

取材協力:モノモース(@mono_moosu)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
配信元: Walkerplus

提供元

プロフィール画像

Walkerplus

ウォーカープラスは日本最大級の‟トレンド&おでかけ”情報サイト。全国の注目スポット&最新イベント情報に加え、エンタメ・ビジネス・ライフスタイルなどウォーカー編集部が発信するオリジナルニュース、花見や花火といった季節に応じた大型特集を展開し、「トレンド好き、おでかけ好き」ユーザーの「知りたい・行きたい」をかなえるメディアです。