夫のナス太さんは“普通”と少しズレていて、1から10まで指示しないと動けないタイプ。牛乳を頼めば豆乳を買い、高級な瓶牛乳を大量買いしてくることも…。ほぼワンオペで、イヤイヤ期の3歳娘・マリちゃんの育児に奮闘するキリ子さんの負担は増えるばかりでした。
ぎっくり腰になってしまい痛みで動けないキリ子さんは、夫に朝昼の食事の用意を頼みますが、白ご飯だけ出す・自動調理器だけ買ってきて食料は買ってこないなど的外れな行動が続き夫婦喧嘩に。
キリ子さんが寝室で休んでいると、今度は食事をしていたマリちゃんが、喉を詰まらせてしまいます。夫婦で協力しながら救助し、事なきを得ましたが、キリ子さんは夫の見守りが不十分だったと決めつけ激怒！
結局、マリちゃんからの話で、自ら食べ物を口に詰め込んだことが判明。さらにマリちゃんや夫からの指摘により、キリ子さんはいつも自分が怖い顔をしていることに気づきます。
夫がいつもとんちんかんなことをするのも、恐怖のあまり萎縮していたからだと言うのです。
堂々と自分のミスを認める夫に、思わず妻は
無自覚のうちに自分が夫を追い詰めていたことを素直に謝るキリ子さんですが、それとは関係なく夫の行動で理解できないことがありました。そのことを尋ねると、夫は「単純に、僕に常識がないだけさ！」となぜか堂々と答えます。
素直すぎる夫に、キリ子さんとマリちゃんは大笑い！
そんな2人の様子を見て、夫は「久しぶりに笑った顔が見られた」とうれしそうに微笑むのでした。
▼夫の的外れな行動の裏には、キリ子さんの無自覚な威圧感があり、キリ子さんがそれを自覚し謝罪したことで、わだかまりは解消しました。夫婦間で価値観の違いやすれ違いがあっても、話し合いと思いやりがあれば、笑顔あふれる家庭を築けるはずです。その第一歩が踏み出せてよかったですね。
次の話を読む → 著者：マンガ家・イラストレーター ツムママ