お節料理には年始の体調を整える力がある!体を労わる食べ方を薬膳師が解説

お節料理には年始の体調を整える力がある!体を労わる食べ方を薬膳師が解説

お節料理を囲む時間は日本の大切な文化のひとつ。
実は、お節料理は単なる縁起物ではなく、冬の体を守り、一年の体調の土台を整えてくれる「薬膳」そのものだということをご存じでしょうか?

お節料理に使われる食材には、体を温める・巡らせる・元気を補うといった働きがギュッと詰まっています。今回は、薬膳の視点から、お節に隠された健康効果と、より効果を高める食べ方を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

代表的なお節料理の薬膳パワー

■黒豆
黒豆は、薬膳では五臓の「腎」を補う代表的な食材。
腎は、老化やホルモンバランス、足腰の力を司るとされ、40代以降の女性が特に弱りやすい部分です。

黒豆には、疲労回復、髪や肌のツヤUP、むくみ改善などの力が期待できます。 年末の疲れが残りやすいお正月にこそ、黒豆は体の底力を支えてくれる存在なのです。

黒豆茶として飲むと手軽ですし、 炒った黒豆は小腹がすいたときの間食にもなります。

■栗きんとん
栗は薬膳では「脾(胃腸)を補い、気(エネルギー)を養う」とされます。
冬は胃腸が冷えやすく、消化力が落ちることで「だるい・気力が出ない」状態に陥りやすい季節なので、甘いものが食べたいときにオススメです。

栗は、エネルギー源の補給、疲れを癒したい時、足腰の冷え改善など に役立ちます。
さらに栗きんとんに使われるさつまいもも胃腸を助け、便秘対策になるんですよ。

ただし、甘さが強いので食べ過ぎは控えたいところです。 少量をゆっくり味わうことで血糖値の急上昇も防げます。

■エビ
エビは薬膳では体を温め、生命力を支える「腎陽(じんよう)」を補う食材。 冷えや疲れが強い人にとっては、心強いエネルギー源です。

冬は気温差や気圧変動で自律神経が乱れやすく、「やる気が出ない」「朝から動けない」人が増えますが、そんなときにエビはおすすめ。

温かい汁物にすることで、消化にも負担がかかりにくいので お雑煮の具にするのも良いですね。

■田作り
カタクチイワシを使う田作りは、薬膳では「気血を補う」食材です。鉄・カルシウム・タンパク質が豊富で、女性に不足しがちな栄養をしっかり補ってくれます。

冷え性の改善に繋がったり、貧血予防や疲れにくい体づくりを手伝ってくれたりします。小魚を丸ごと食べられるため、骨の丈夫さを保ちたい女性にも最適です。

甘い味付けが苦手な人は、ごまを多めにふりかけたり、少量を副菜として取り入れたりするとよいでしょう。

お節をもっと健康的に食べるコツ

お節は「縁起物」としてだけでなく、冬の体を整える役割も果たします。ここでは、薬膳的に効果を高める食べ方を紹介します。
配信元: サンキュ!

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