(3)芯からあたたまる“冬ごはん”を味わう
冬にぴったりのキャンプ飯を、アウトドア上級者でカフェ店主のA-sukeさんに教えてもらった!

東京・水道橋のアウトドアコンセプトカフェ「BASE CAMP」店主で、燻製やダッチオーブン料理が人気。
釣り、ハンティング、キノコ狩りなど食に通じる遊びにもくわしい。
■ほっと温まる「鴨ネギ鍋」

材料
鴨胸肉(ロース) 1枚
ネギ 2〜3本
ゴボウ 1/2本
だしパック 1〜2コ
醤油 大さじ3
酒 大さじ3
砂糖 大さじ1
ユズ 少々
そば 適量
作り方
①鴨肉は1㎝以内の厚みにスライスする。ネギは適当な長さにカット。
ゴボウは厚めにささがき切りして水にさらす。
②だしパックを使い500㏄ほどだしを取り、醤油、酒、砂糖を加えて鍋つゆを作る。
〆でそばを食べる場合はその時に足せるように倍量で作ることをオススメ。

③鴨肉の一番端の脂身の多い部分を鍋で焼き、脂を出してその脂でネギを焼く。
香ばしさが加わってさらにおいしくなる。
④火が通ったら②のつゆとゴボウを入れて火を通したらほぼ完成。
食べる分だけ鴨肉を入れ、しゃぶしゃぶのように肉に火を通しすぎないくらいで食べる。
もしあれば、軽くユズの皮を刻んで入れると最高。七味も合う。
■旬の食材を使った「ダイコンとキンメダイのアラの味噌汁」

材料
ダイコン 1/2本程度
キンメダイのアラ 1匹分
万能ネギ 適量
味噌 適量
顆粒ダシ 適量
作り方

①ダイコンを短冊状にカットする。鍋で一度茹でこぼしてから、顆粒ダシを入れた鍋で約10分煮る。

②キンメダイのアラをざるにあけ、湯引き。魚の臭みは皮にある。沸かしたお湯を魚にさっとかければ臭みが消える。
①の中に入れてアクが出てきたら丁寧にすくう。5分ほど煮る。
③ダイコンが軟らかくなったら味噌を溶き入れて、刻んだ万能ネギを散らして完成。
■野菜たっぷり! ワンポットでOK「簡単ちゃんぽん」

「僕の場合、冬はもつ鍋をして、麺を入れて締めにしていたんだけど、長崎でちゃんぽんを食べて同じだ!とひらめきました」とA-sukeさん。
野菜がたっぷりだからサラダなどを用意しなくていいし、麺に残った粉で適度にとろみが出るのも冷めにくくてイイ。
材料
ちゃんぽん麵 4玉、豚バラスライス 200g程度、シーフードミックス 適量
炒め野菜パック 1袋、にんにく 1かけ、ゴマ油 大さじ1、塩 少々、牛乳 400㏄
Ⓐ水 800㏄、酒 大さじ1、鶏がらスープ 大さじ2、オイスターソース 大さじ2
作り方
①ダッチオーブンにゴマ油を引いてスライスしたにんにくを入れる。
香りが出たら、3㎝幅くらいにカットした豚バラスライスを入れて加熱。
②大体火が通ったら肉を一度取り出し、野菜を入れて2分ほど炒めてから調味料Ⓐとシーフードミックスを入れて沸かす。

寒い時期は手早く進めたいので、カット野菜とシーフードミックスを利用してみては。
③牛乳と②で取り出した豚バラを加え、味をみて塩で調整。
④麺を水で洗い、打ち粉を落としてからダッチオーブンに入れて袋の指示に従って麺を茹でれば完成。

麺表面の打ち粉は、そのままだと汁がドロドロになるので、流水でサッと洗い流す。
牡蠣を載せて体温調節
冬の味覚、牡蠣をソテーしてちゃんぽんに載せると見た目に豪華だし、身体をあたためる効果もある。
「冬っぽさも加わりますよ」(A-sukeさん)。
また、汁に生姜を加えてもあたたまっていい。
(4)冷えた体にしみる“あったかスイーツ&飲み物”
■大人も子どもも大好き!「ホットチョコレート」

ミルクたっぷりのホットチョコレートも冷え対策に効果的。
子どもの飲み物のように思えるが、スパイスを加えると大人も飲みやすくなる。
今回使ったカルダモンはさわやかな飲み口に変身するぞ
<材料>
牛乳 200㏄、板チョコレート 50g(1枚)、カルダモン 5粒程度、シナモンスティック 1本
<作り方>
①小鍋に牛乳とスパイスを入れて沸かす。
②チョコレートを溶けやすいように細かく割って入れて加熱しながら溶かしたら完成。茶こしで漉すとより飲みやすくなる。
子どもと楽しむには?
スパイスを使う場合は、子どもの成長と体質、好みにあわせて選択。
大人と同じホットチョコレートであれば、マシュマロを浮かべて甘みを加えてあげるのもいい。
*スパイスは過剰摂取や体質によっては副作用が出る可能性がある。効能を調べて控えめに使おう。
■日本酒プリン

あつあつがおいしい! 大人のプリン
日本酒を加えてメスティンで作る蒸しプリン。
日本酒の製造工程で含まれるアデノシンには、血管を拡張して体温を上昇させる効果をもつ。
ほかのアルコール飲料を飲んだときよりも、なんと体温が1〜2℃ほど高い状態(個人差あり)が長時間続くそう。
お好みで日本酒の割合を変えたり(合計が300ccになるように)、ラムに変更しても美味!
材料[2人前]
卵 2個
砂糖 大さじ5
牛乳 150cc
日本酒 150cc
レシピ
❶ボウルに卵を割りほぐし砂糖を入れて混ぜ、牛乳と日本酒を加えてよく混ぜ合わせる。

❷ざるに通して漉してメスティンに入れてフタをする。

❸鍋(クッカー)に水を2㎝程度注いで沸騰させ、鍋底に折ったキッチンペーパーを沈める(熱伝導が優しくなる)。
❹❷を入れて、フタに隙間を開けて弱火で15分加熱し、火を止めてそのまま10分置く。
〈みなくちなほこさんワンポイントアドバイス〉
火が強すぎるとプリンに「す」が空いてしまうので、弱火で静かに調理すること。
■焼酎カルーアミルク

焚き火の前でゆっくり味わいたい
焼酎+コーヒー牛乳でお手軽になんちゃってカルーアミルク。
コーヒー牛乳を使用することで荷物がコンパクトになるが、インスタントコーヒーと牛乳でももちろん代用OK!
使用する焼酎は体をあたためる効果のある米焼酎がおすすめ。
仕上げにホイップクリームとココアパウダーをトッピングすれば、濃厚な味わいに!
材料[1杯分]
焼酎 1/3カップ
コーヒー牛乳 2/3カップ
ホイップクリーム・ココアパウダー 各適量
レシピ
❶鍋に焼酎とコーヒー牛乳を入れてあたためる。
❷容器に注ぎ、ホイップクリームをのせ、ココアパウダーを振る。
〈みなくちなほこさんワンポイントアドバイス〉
沸騰させないように注意しましょう。
焼酎の分量は好みで調節してください
■グリュービア

冬のベルギーで親しまれているホットビール
ドイツやフランスなどで飲まれるグリューワインのビール版。
材料のシナモンは体を内側からあたためる効果あり。
ビールはギネスのようにコーヒーやチョコレートの風味が感じられる黒いスタウト系が向いているが、フルーツビールでもおいしくできる。
材料[1杯分]
黒ビール 1カップ
レモン汁 小さじ1
砂糖 小さじ1/2(好みで)
シナモンスティック 1本
レシピ
❶鍋に黒ビールとレモン汁を入れてあたため、ふつふつとしてきたら火を止める。
❷器に注ぎ、砂糖を入れてシナモンスティックで混ぜて香り付けをする。
〈みなくちなほこさんワンポイントアドバイス〉
ピルスナーやラガーなど、普通のビールは苦味が出てしまい、おいしくできないので注意!
■ホットアップルジンジャー

シナモンスティックを追加するのもアリ!
100%のリンゴジュースを使った簡単お手軽ホットドリンク。
体をあたためる鉄板の食材であるショウガをすりおろして入れて飲むのもおすすめ。
体の冷えを取り、次第に全身ポカポカに。
ドライフルーツはラズベリーまたはクランベリー、はたまたミックスベリーでもOK!
材料[1杯分]
リンゴジュース(100%果汁) 1カップ
ショウガの薄切り 2枚
ドライフルーツ(クランベリーまたはラズベリー) 大さじ1
レモンスライス 1枚
レシピ
❶鍋にリンゴジュースを入れてあたためる。
❷ショウガの薄切り、ドライフルーツを加えて沸騰しないように注意しながらあたためる。
❸容器に入れてレモンスライスを浮かべる。
〈みなくちなほこさんワンポイントアドバイス〉
弱火でじっくりとあたためて、ショウガとシナモンの香りを引き出します

