
「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」(毎週木曜夜10:00~、BSフジ)が、9月25日に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛される店を飲み歩き、店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組だ。今回は前回から続く地方ロケ編であり、飯島は島根県・松江市へ。歴史に触れる姿や、以前の放送回で登場したある人物との縁が繋ぐシーンが見られる。
■島根県・出雲市を堪能した飯島は松江市へ
今回の舞台は、島根県松江市。中心には宍道湖があり、しじみ漁獲量全国1位を誇る松江市には水が暮らしに溶け込んでいることから“水の都”と称されることもあるのだとか。そんな松江市にやってきた飯島はスタッフとの話題がすれ違い、ロケ中にも関わらず携帯電話の着信音が響くなど、仕事中とは思えない緩くてリラックスした時間を過ごしながら松江城のほとりを散策。
やがて繁華街に到着した飯島がやってきたのは、この日の宿「御宿 野乃松江(ドーミーインチェーン)」だ。松江城にもアクセスしやすい立地のほか、館内はすべて畳敷きのため和の雰囲気を楽しめる。最上階には天然温泉が楽しめる大浴場「だんだんの湯」があり、松江の景色を眺めながら旅の疲れを癒すことができる贅沢な空間が広がっている。
宿を出た飯島は宍道湖を歩きつつ、広がっている景色に大はしゃぎ。夕暮れに照らされた山間に溶け込む建物や、視界いっぱいに広がる宍道湖の開けた夕暮れを自分のスマートフォンで記念撮影していく。島根の旅をこれ以上ない程に満喫しながら、お待ちかねの“一杯”をいただきに店へ向かう。
飯島がやってきたのは松江駅から徒歩3分の居酒屋チェーン店「炉端 かば」。山陰地方のおいしいものを詰め合わせ、地域の常連客も旅行客も集う人気店だ。鳥取産の大山山麓香美鶏を炭火焼きにした「名物 鶏もも焼き(やみつきダレ)」、島根県沖で獲れた「のどぐろ塩焼き」など、絶品料理がそろい踏み。酒も山陰地方の果実を使った物など、充実のラインナップが楽しめる。
おいしい酒と料理に舌鼓を打っていると、だんだんと他の客も来店。隣のテーブルについた観光客の女性が持っていた大きなジョッキに目を惹かれ、話かけてみるとあっという間に距離が縮まって打ち解けていく。「こんいち」の視聴者でもあったという女性は、以前の放送に登場したダンプ松本とともに仕事をしたことがあるそう。思わぬ出会いに驚きながらも、楽しい時間を過ごすのだった。
■松江市での夜から遡り、飯島が訪れていた場所は…
夜の居酒屋から時間を遡り、この日の昼に飯島が雲南市を訪れていたことが明かされる。日本古来の“たたら製鉄”で繁栄した街では、当時この場所を治めていたという田部家の土蔵「田部家土蔵群」が現在でも20棟の土蔵が残されているそうだ。
かつて「田部家土蔵群」では酒が作られていたということで、飯島は「田部家土蔵群」から少し離れた場所にある「田部竹下酒造」、「酒造資料館」を訪れる。江戸期に創業し、田部家と竹下家で支えて継がれてきた老舗の酒蔵。案内を受けた飯島が館内へ進んでいくと、150年前に建てられたという施設内に入り、資料館に残る昔の道具を見せてもらうことに。
展示されている道具を実際に触れさせてもらいつつ、お待ちかねの試飲タイム。運ばれてきたのは2種類の「理八 純米吟醸」という酒で、“酵母901号”を用いたフルーティな味わいが特徴の白と、“酵母1801号”を用いたより重厚な香りを感じる黒を堪能する。
そして時間は再び現在へ。居酒屋から宿への帰り道、飯島は「最高でしたね!」と語る。島根ロケの旅を振り返ってさまざまな縁を紡いだと笑いながら、「今日はもう少し、飲みますか?」とまだまだ島根の夜を楽しもうとする呑兵衛の顔を覗かせるのだった。
■地方ロケを満喫した飯島の輝く笑顔
今週の地方ロケ・島根での「こんいち」は、松江市と雲南市を満喫する飯島の姿が見られた。地酒の歴史に触れ、今に至るまで連綿と紡がれてきた技術と努力の結晶を味わうなど呑兵衛として最高の日を過ごすようすが見られた。
地方ロケならではの特別な施設を満喫したほか、ダンプ松本との縁が島根の地で新たな繋がりを見せてくれるシーンも。「こんいち」で繋がった呑兵衛たちの縁が思わぬドラマを生んだ、そんなやりとりが強く印象に残る。
そんな「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」の9月25日の放送、島根県での地方ロケ放送回は、「TVer」や「FOD」で見逃し配信を視聴できる。

