大人も子どもも一緒に楽しめる内容
もしかすると、説明不足によって離脱した視聴者は一定数いるかもしれない。その反面、遊女やラシャメンに関する“丁寧な説明”もないため、子どもでも楽しめる構造になっている。この辺りについてはどう感じているのか。
「朝ドラは老若男女が見ます。『子どもは理解できないけど楽しめる』という部分は狙っていたので、幅広く楽しんでもらえているなら嬉しいです。やはり説明しなくても視聴者に伝えられる役者がそろっていることが大きいのかなと思います。そんな上質な表現力を、過剰に説明するナレーションで薄めてしまうのはもったいないので、このやり方で良かったです」表情や間から見え隠れする感情を受け取ることで、物語はより豊かになる。『ばけばけ』は見る側の想像力を信じた作品と言えそうだ。
<取材・文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki

