「間引き」から始めればスムーズ! 年末年始にこそ着手したい「断捨離」【やましたひでこさんが指南】

「間引き」から始めればスムーズ! 年末年始にこそ着手したい「断捨離」【やましたひでこさんが指南】

今年もあと少し。毎日忙しくて片づける時間もなかった...という人も多いのでは。でも新しい年を迎えるこのタイミングこそ見直しどき。今回は「断捨離」を提唱するやましたひでこさんに「断捨離の3つの効用」を教えていただきました。ぜひ試してみてください。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年12月号に掲載の情報を再構成してお届けします。


断捨離の効用3
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(1)捨てられないモノが捨てられるようになる
断捨離(だんしゃり)の最初のステップは「不要なモノを取り除く」、この一言につきます。
年が変わるということは、新しい年への引っ越しと同じ。まさに断捨離のチャンスです。言い換えれば年末は次の年の自分の舞台を作る時期。新たな舞台に立つ自分をイメージして、それにふさわしくないモノ、いままで捨てようか迷っていたモノを思い切って捨てましょう。「とりあえず捨てたら案外困らなかった」、ということも多いのです。1月1日に間に合わなかったら節分までに始末をつけるのでも大丈夫。季節の節目は暮らしを見直して、モノを捨てる機会です。

(2)片づけられない原因が分かる
片づかない原因はモノの多さです。モノを減らしてから、初めて片づけに取りかかってください。まず考えたいのは空間に対する総量について。総量オーバーでは、いくら片づけても、思うようにいきません。総量を減らすには間引きから始めること。つまりエンジンを温めることです。そうして間引きしているうちに、ある日ドカンと捨てられるようになります。エンジンを温めていないのにいきなり捨てようとすると、大変になって途中で面倒くさくなってやめたり、投げ出したりしがちです。適正量を知って総量を減らせば、スムーズな流れができて、しまうべきところにモノが収まります。そして片づけとその後の掃除がグッとラクになります。

(3)ストレスが減って気持ちがラクに
本当にいまの自分に必要なモノかどうかが捨てるときの判断基準です。まだ使える、いつか使うかもしれないというのはモノ中心の「モノ軸」。人から頂いたモノだから捨てられない、などというのは「他人軸」。そんな考え方は捨てて、自分がいま本当に必要としているかどうかの「自分軸」で考え、捨てましょう。モノが減れば減るほど、かける手間がなくなるのでストレスも減ります。同時に思考も解放されて自由になります。アップデートした最強の断捨離術を身につけ、2025年は新しい自分を輝かせる年にしましょう。


モノを捨てるための基準は7・5・1の法則
空間に対するモノの量は、目安として7・5・1の割合にします。
●見えない収納は全体の7割
押し入れ、引き出しなどの収納は、モノの通り道を作って7割の量に。
●見える収納は全体の5割
ガラス扉の食器棚など見える収納は、見た目も意識して5割の量に。
●見せる収納は全体の1割
飾り棚などは1割に。まわりの空間がモノを引き立てます。
これらはすなわち、しまいやすく、取り出しやすく、かつ美しい収納の黄金の割合です。モノがぎゅうぎゅうに詰まっているのではなく、ゆったりした通り道があれば出し入れはスムーズ。見た目もすっきりと整います。この割合を保つことがモノを捨てる基準になります。


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クローゼットは空間に余裕をもたせ、ブティックのように美しく。


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見せることを意識するところほど、空間の量を増やすのが鉄則。そうすることでモノ自体も引き立ちます。

最終的にはワンアクションの出し入れを目標に
取り出したりしまったりするまでの回数が少なければ少ないほど、行動がラクになって、ストレスなく片づけられます。アクションの数が増えるごとに取り出すのは面倒になり、しまうのにも骨が折れます。だからこそ断捨離では最終的にワンアクションでできるような収納を目標にします。たとえば箱に入れたキッチン道具なども箱から出してすぐに使える状態に。
棚や引き出しも開けて何があるか一目で分かるように重なりなどを避け、取り出したらそのまま使える流れを作ります。

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引き出しは開けたら一目瞭然なのがベスト。スカーフなどは重ならないよう丸めて立てて収納を。

取材・文/細川潤子 イラスト/みやしたゆみ 撮影/原田 崇


<教えてくれた人>

やましたひでこさん

断捨離(R)提唱者。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得て日常生活の片づけに落とし込み、だれでも実践できる方法を構築・提唱する。著作・監修多数。12月に『マンガで納得 身につく断捨離(仮)』(KADOKAWA)発売予定。

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