「六白金星」の人の2026年
2026年の六白金星は北の一白水星の上に廻座(かいざ)するが、この場所は坎入(かんにゅう)といって運勢の冬が到来する。トラブルが多発したり、体調が優れなかったりと、苦難続きでも運勢が悪いと決めつけずメンテナンスの一年だと割り切るのが良い。
3月にかけて運勢は上昇し忙しさが気を紛らわせてくれるが、ここで成果を求めてはいけない。敵をつくりかねず、むしろ周囲に成果を譲るぐらいの気持ちでいたほうがうまくいく。9月に運勢の谷間がくるから、重大な決断は一人で行わないで、実行は翌月以降に先送りすること。
「七赤金星」の人の2026年
2026年は自身の運勢と周囲の運勢が並行して動く。ありがたいのは4月と8月の自身の落ち込みの際に、周囲の環境が整っていること。2026年は宇宙が七赤金星の活躍を待っている。そう思えるほどに、周りに助けられる一年だ。
反対に周囲の状況が悪化する12月は七赤金星の運勢がつよい。2027年はさらに運勢が高まるだけに、年末年始で疲れた周囲を引っ張っていこう。周囲を支え、周囲に支えられ徐々に道が拓けてくる。特に注意すべきは8月。ここでまとまった支払いが急に訪れるから、口座の残高には目を光らせておくべきだ。
「八白土星」の人の2026年
暗剣殺の2025年を越え、一気に光がつよく当たる。行動には自信が漲(みなぎ)り、自然と歩幅も大きくなりがちだ。2026年はあらゆる障害を恐れず、大胆に歩みを進めよう。春分を過ぎるくらいまでは、自身の運勢のつよさに対し、周囲が思ったように動いてくれずやきもきさせられる。自らが旗振り役となり、組織を鼓舞する役割を果たそう。
1月から周囲のテンションも高まってくる。自身は7月に大きく運勢を落とすものの、今度は周囲に支えられる。持ちつ持たれつの運勢模様だ。冬にもう一度、周囲が調子を落とすが、自身は2027年の最高運気に向けて気持ちを高めていきたい。
「九紫火星」の人の2026年
2026年は運勢のつよさが際立つ。春先は不調を感じるが周囲が九紫火星を支えるように動くから、あまり心配はいらない。6月の落ち込みの際もやはり周囲が手助けをくれる。これほどまでに自分と周囲がバランスを取り合いつつ高運気を描き出すのはなかなかない。2026年の九紫火星は天に愛されているのだろうか。
夏場以降は逆に自身の運勢のつよさが周囲を引っ張っていくことになる。冬以降は2027年の中宮廻座(かいざ)に向けて運気が収束を始める。そのため秋の土用くらいまでは全力疾走の年と決意しよう。ただし、この星は見た目ほどに体力は伴わない。月に2回は完全オフの日をつくり、長いマラソンを走り抜けよう。
著=村山幸徳/『展望と開運2026』

