【明治屋高輪ストアー】“百貨店の御用聞き”的な品揃え、根強いファンに納得も……
今回、オープンフェア中の明治屋高輪ストアーで買い物して感じたことは、主に4つです。
①高級感が漂う店内で優雅な気持ちに
②精肉売り場が充実。“お肉屋さん”として利用する人も多そう
③「ブッツサンドウィッチ」の品ぞろえが楽しい!
④総菜コーナーはセレクト商品が中心。PB商品はごく一部
昨今、オリジナル商品の開発合戦が激化しているスーパー業界ですが、高級スーパーもしかり。明治屋ストアーの競合ともいわれる「成城石井」や「カスミ」の高級路線「ブランデ」なども、オリジナル総菜を豊富に取り揃えています。
そんな流れの中でも、明治屋高輪ストアーはその波にあえて乗らず、「質の良いものをお得意様に届ける」という“百貨店の御用聞き”のような役目をまっとうしている印象。
もちろん店内には「明治屋」印のPB商品もたくさん並んでいましたが、それ以上に推奨品や直輸入品のセレクトに注力しているようで、そうした独自路線がブランド力を保ち、長年の根強いファンがついているのだと感じました。
一方で、明治屋高輪ストアーに関しては良くも悪くも超有名ブランドの食品が目立っているため、ネット上で「厳選された良い商品ばかりが並んでいる」と好意的なファンがいる反面、「目新しさがなく、ワクワク感が足りない」という声が見られるのも納得してしまう部分があります。
今後、目新しさを求める客にもアプローチするには、総菜ブランド「デリベイクデリカ」の強化は不可欠といえそうです。
「北海道どさんこプラザ」目当ての人も多そう
併設の「北海道どさんこプラザ」(写真:スーパーマーケットファン)
なお、明治屋高輪ストアー内には、北海道物産ショップ「北海道どさんこプラザ」が入っています。筆者が訪れたタイミングでは、明治屋ストアーのエリア以上にどさんこプラザに人が多くいたので、ここを目当てに訪れる人も多そうです。
個人的には「ブッツサンドウィッチ」の品揃えに一番テンションが上がった明治屋高輪ストアー。「ニュウマン高輪」自体の集客を不安視する一部メディアも見られるだけに、今後の明治屋高輪ストアーに注目です。

