プレ幼稚園で出会った教育熱心なママたちの影響もあり、きりぷちさんはわが子の体力作りを目的に、息子のそうちゃんを体操クラブに通わせることを決意。しかし、クラブの松長先生は異常に厳しく、息子は早くも「行きたくない」。ついには毎朝のように「今日、体操……?」と不安げに聞くようになります。
その理由を尋ねると、そうちゃんは体操がうまくできないことに自信を失い、さらに先生は「うまくできないと意味がない」と思わせるような指導をしていることが明らかに。クラブの指導方針に疑問を抱いたきりぷちさんが夫に相談したところ、夫は続けさせる意向。迷いを深めながら練習に向かうと、きりぷちさんは同じクラブに通うノリくんのママから声をかけられ……?
聞けば、感染症の流行を理由にノリくんは体操クラブをやめるとのこと。
その話をきっかけに、話題はノリくんのお兄ちゃんのことに。聞けば、松長先生は練習中にお漏らしをしてしまったお兄ちゃんを、ケアすることなく放置したのだそうです。
怒鳴られても平気なノリくんとは対照的に、繊細な性格だったお兄ちゃんは、先生に対して強い拒絶反応を示すようになり、結果的にクラブをやめることになったと言います。
クラブをやめたノリくんのお兄ちゃんは、息子と似た性格で…?




















「もう、やめさせてあげようかな……」——。
ノリくんのお兄ちゃんとわが子のことを重ね、きりぷちさんの気持ちは“習い事をやめさせる”という方向に傾くのでした。
「うちのお兄ちゃんとタイプが似てるなって、ずっと思っててさ」とそうちゃんのことを気にかけ、過去の出来事をじっくりと話してくれたノリくんのママ。子ども2人を育てるノリくんのママは、きりぷちさんにとっては先輩。その言葉が深く染みたのではないでしょうか?
ママ友との付き合いは、時に気を使いすぎて疲れてしまい、負担に感じることもあるかもしれません。
とはいえ、子どもを育てる親として同じ悩みや不安を抱き、その気持ちを共有するだけでも、人の心は晴れるものです。そう思うと、気持ちを共有し合えるママ友の存在は貴重。面倒に感じることがあっても、横のつながりを大切にしたいものですね。
次の話を読む →
著者:マンガ家・イラストレーター きりぷち

