
ぼのこ(@bono_gurai)さんは、SNSやブログを中心にリアル&コミカルな漫画をいくつも公開している。2025年12月現在も連載中の『アパレる』はアパレル店員の日常がリアル&コミカルに描かれている。今回は本作をお届けするとともに、アパレル店員の経験がある著者に派遣切りされた美容部員の接客についても話を聞いた。
■美容部員の接客を注意するマダム

太陽百貨店でビューティーアドバイザーとして勤務する堀深美さん。ある日、堀さんが来店したセボンヌさんを丁寧に接客するも、「そのやり方じゃあ、きっといつか苦労するわね…」と言われてセボンヌさんは帰ってゆく。

それから2カ月後、堀さんは契約を更新されず無職になり、半年ほどで貯金が底をついてしまう。ある日道を歩いていると、とある事務所の前でセボンヌさんと再会し、ここがセボンヌさんの事務所であることを知る。セボンヌさんは事務所で堀さんからこれまでの経緯を聞くと、なんと好条件で堀さんをスカウトするのであった。
セボンヌさんは堀さんのどんな接客に「いつか苦労するわね」と感じたのか伺うと、「おそらくセボンヌは、堀深美の“自己本位な接客姿勢”に違和感を覚えたのではないでしょうか。相手の話に被せて話したり、ニーズを汲まずに提案をしてしまう態度に疑問を感じたのかもしれません。また、セボンヌは言葉だけでなく所作や空気感からも人柄を察する、非常に観察眼に優れた人物だと思います。だからこそ、深美がこのままでは仕事を長く続けられないのではないかと、なんとなく察していたのかもしれません」と話してくれた。
■売り上げに貢献した販売員

ポップアップでは商品が思うように売れず、ニクちゃんと桜木さんは頭を抱えていた。桜木さんは残り2週間で最低でも4着売るという目標を知って、驚愕してしまう。そんな中、アイちゃんが接客したお客さんがボマーボマーの商品を一気に3着も購入!

アイちゃんは商品を押し売りしたのではなく、お客さんにミックスコーデを提案したという。お客さんの『潜在的な好き』を引き出していくことが、販売成功のカギのようだ。こうして、ポップアップ終了までに販売目標を達成したのである。
本作では、美容やファッション業界で働く女性の日常を描いている。ぼのこさんはほかにも数多くの作品を描いているので、興味がある人はこの機会にぜひ読んでみて!
取材協力:ぼのこ(@bono_gurai)
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