アンジュルム・松本わかな、毎朝ぬか床を混ぜる渋いルーティンに元料理人・水田信二も唸る、“家で作れる極上カニクリームコロッケ”に挑戦
元料理人という経歴を持つ和牛・水田信二が、ゲストの要望に応えながら料理を教えるBSよしもと(BS265ch※全国無料)の番組「水田信二の注文の多い料理教室」(毎週日曜夜9:30-10:00)。過去の“神回”を振り返る今回は、アンジュルム・松本わかなの登場回を紹介。松本がカニクリームコロッケ作りに挑戦した。さらに、サポート役としてハロー！プロジェクトの大ファンであるケビンス・仁木恭平も参加。現役アイドルの意外な料理の実力と、緊張しきりの仁木の様子が笑いを誘う回となった。
■ハロプロファンのケビンス・仁木、“サポート”のはずが直視できず？
番組冒頭、いつものようにゲストを迎えようとする水田だが、そこに現れたのはエプロン姿のケビンス・仁木。「ハロプロが大好き」という理由で、今回は松本のサポート役としてキャスティングされたという。しかし、憧れのハロプロメンバーとの初対面に、仁木は完全に挙動不審。松本と目を合わせることもできず、水田から「ちゃんと仕事して帰ってくださいね」と釘を刺されるスタートとなった。
一方、松本は「カニクリームコロッケを作りたい」とリクエスト。「ホワイトソースのとろみ付けが苦手で失敗してしまう」という悩みを解決すべく、水田の熱血指導が始まった。
■17歳アイドルの驚きのルーティン「毎朝ぬか床を混ぜて学校へ」
料理トークの中で、松本は普段から母親と一緒にほぼ毎日料理をしていることを明かす。”発酵食品ソムリエ”の資格も持つ料理ガチ勢で、自宅には“マイぬか床”があるという。「毎朝ぬか床を混ぜてから学校に行く」「朝早いライブの日もとりあえずぬかだけ混ぜていく」という17歳(出演時)らしからぬ渋いルーティンに、水田も「すごいね！」と感嘆の声を上げる。
さらに、使い慣れたマイ包丁を持参して収録に臨んだ松本。玉ねぎのみじん切りではその手際のよさとスピードに、水田も「今までのゲストで一番上手」と絶賛。ただし、袖にヒモがついた衣装については「料理中にひっかかる」と、元料理人らしい細かいチェックも忘れなかった。
■調理の合間に“推しトーク”を挟むも水田が一喝
調理が進み、玉ねぎとカニを炒める工程に入ると、仁木がここぞとばかりにアンジュルムトークを展開。「美々たる一撃」のMVを話題にし、「それぞれのメンバーが一撃を食らわすシーンがある」と熱弁を振るう。
松本が自身の担当パートである“膝蹴り”について解説し、仁木が感心して聞き入っていると、水田から「牛乳量ってください、その間に」と冷静なツッコミが。推しとの会話に夢中になり、サポート役の仕事を忘れかける仁木に対し、水田が厳しくも的確な指示を飛ばす掛け合いが繰り広げられる。
■成功の鍵は氷水と細かいパン粉
カニクリームコロッケの難関であるタネを冷やす工程では、水田流の時短テクニックが登場。バットに入れたタネを直接氷水に浮かべて冷やすことで、冷凍庫に入れる時間を大幅に短縮し、水っぽくなるのも防ぐことができるという。
成形後の衣付けでは、水田は「目の細かいパン粉」の使用を推奨。目が細かい方が衣が剥がれにくく、しっかりとコーティングできるため、破裂の失敗を防げるのだと解説した。松本は水田のアドバイスを即座に吸収し、手のひらで優しく転がすように衣をつけていく。その飲み込みの早さに、水田も満足げな表情を見せた。
■試食で飛び出した「おいしんじ！」に水田も大喜び
カラリと揚がったカニクリームコロッケをいざ実食。「衣がサクサクで中がトロトロ！」と感動する松本は、一口食べると満面の笑みで「おいしんじ！」と水田の持ちギャグを披露した。
実はこれ、過去に水田と出演したアンジュルムのリーダー・上國料萌衣(当時)から「とりあえず『おいしんじ』と言っておけば大丈夫」とアドバイスを受けていたのだという。これには水田も「最高ですね！」と手を叩いて大喜び。最後は仁木もカニの風味とサクサクの食感に感動し、和やかな雰囲気で番組は締めくくられた。
料理上手なアイドルの意外な素顔と、プロの技が詰まったレシピ、そしてファンの芸人が織りなす奇妙な三角関係が楽しめた今回の放送。本格的な料理番組としての情報量と、バラエティとしての笑いが絶妙に融合した見応えのある30分となった。
「水田信二の注文の多い料理教室」はBSよしもとにて、毎週日曜夜9:30-10:00に放送。過去回はYouTubeの「BSよしもと公式チャンネル」でノーカット配信されており、ゲストの料理をする様子を楽しむことができる。
1月1日(木)放送の新年会スペシャルは、ゲストに東京の同期芸人を迎えて、水田の料理の実力を見せつけるおもてなしの60分を届ける。
