すぐに病院へ行くべき「心房細動の自覚症状」
ここまでは心房細動の自覚症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
突然発症する動悸、頻脈がある場合は、循環器科へ
それまでなかったような突然の動悸、頻脈が出現してきた際には、できるだけ早期に循環器科を受診(夜間や休日ならば救急外来など)が必要です。
呼吸困難で動くのも大変な場合や、手足が動かしにくい・話しにくいなどの麻痺症状を伴う場合は緊急性が高くなるため、救急要請も検討が必要です。
受診・予防の目安となる「心房細動」のセルフチェック法
・脈のリズムが乱れている場合
「心房細動の自覚症状」についてよくある質問
ここまで心房細動の自覚症状などを紹介しました。ここでは「心房細動の自覚症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
心房細動に気づく方法を教えてください。
小鷹 悠二 医師
多くの場合では動悸などの症状を伴うことが多いため、症状がある際にはまず自分で脈を確認することが大切です。
手首の脈を確認し、以下の2点をチェックしてみましょう。
①脈の速さは1分間でどのくらいか
②脈のリズムは規則的か、不規則か
脈の速さが1分間で100回を超える状態が安静時に突然出現する、脈のリズムが一定ではない、という場合には心房細動などの不整脈の可能性があるため、速やかに受診を検討する必要があります。

