
■「みんな知らない『アレ』の名前」
こんにちは。けんたろ(@kenlife202010)と申します。クイズ好きが高じて日本語や雑学に興味を持つようになり、XやVoicyでクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信中。その中から「みんな知らない『アレ』の名前」をご紹介します。
日常会話の中で、名前がわからないから、説明しながら「アレ」で済ませているものってけっこうありますよね。そんなモノ自体は知っているけれど名前を知らなかった「アレ」をまとめてみました。今回は中編です。

アルベド
ミカンの房についた白い繊維状のもの。ラテン語で「白さ」を表します。アルベドは果実を大きくするために水や養分を送る維管束です。よくアルベドを綺麗に取る人もいますが、食物繊維が豊富で、毛細血管を強くすると言われるビタミンPなどの栄養素も多く含まれていると言われています。
ロイター板
小中学校の体育の授業で跳び箱を跳ぶ際によく使っていた踏切り板。ロイターは開発者のリチャード・ロイターに由来します。ロイター板は木のしなりを活かして、強く踏み込めば踏み込むほど反発力も大きくなるようにできています。
バラン
こちらもお弁当でおかずの境目に入っている、緑色の葉のようなもの。名前は植物の葉蘭(はらん)から来ています。葉蘭の葉には防腐や殺菌作用があるとされ、寿司の下に敷かれることもあります。これをまねて作ったものがビニール製の「人造バラン」であり、今は人造を取って「バラン」と呼ばれています。
パキッテ
2種類の液状の調味料などを同時に片手で割って、食材にかけることのできる便利アイテムですが、もともとは「ディスペンパック」という名前でした。2019年に「パキッ」と音がするたびに笑顔が生まれるという意味から名称変更されました。
ポイ
縁日の金魚すくいで見かける円形の枠に和紙を貼ったこの道具の名前の由来は、「使って破れればポイっと捨てる」「金魚がポイポイすくえる」など諸説あります。金魚すくいを上手に行うポイントは、部分的に濡らすと破れやすいので最初にポイ全体を水に浸し、紙が貼ってある面(表)ですくうようにして、水中ではポイをなるべく水平に動かしましょう。
梵天(ぼんてん)
耳掃除で耳の細かい垢を取り除く際に用いられるものですが、もともとは棒の先に球状の飾りをつけた幣束(へいそく)を表す言葉です。その幣束をかつぐ秋田や栃木の「梵天祭り」が有名です。その形状が似ていることから耳かきのフワフワ部分も「梵天」と呼ばれるようになりました。

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