2025年も今日で終わり。元日に向けて、さまざまな料理の準備をされている方も多いと思います。全国の各家庭では、年末年始にどのようなメニューで食卓を囲んでいるのでしょうか。クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」で年末年始の食に関する検索データを見てみると、10年間、お雑煮の味付けで不動の人気を保っていたのは白だしと白みそという納得の結果でした。食にもさまざまな流行や移り変わりがありますが、お雑煮の味は定番中の定番が愛されているんですね。
1年前の年末年始、みんなが作って食べたのは「天ぷら」!
2024年の年末から2025年の年始にかけて、最も季節性が高く検索されていたのは1位が「海老のうま煮」。最も検索数が増えたのが12月30日で、年始に食べるために年末からみなさんが調べて作り始めていることがわかります。海老のうま煮とは、有頭の海老を下処理し、だし汁で煮て作る料理のこと。海老には「腰が曲がるまで長生きできる」といった意味があり、おせち料理には欠かせない存在ですよね。
次いで検索されていたのが「おせち盛り付け」と「年越しそば」。クックパッドには重箱に盛り付けるスタンダードな手法以外にも、さまざまな盛り付け方が投稿されています。買ってきたおせち料理でも、盛り付けを工夫すれば華やかな雰囲気を味わえますよね。
年越しそばも、鴨を使った鴨南蛮や年越しそば用に作った出汁を翌日はお雑煮に転用するレシピなど、さまざまなアイディアが掲載されているので、おいしいお蕎麦で年越しをしたいと思われている方の助けになりそうです。
前年同期比でトップだったのが「テンプラ衣」。年末年始のごちそうとして、または年越しそばの具材として、天ぷらを食べたい方が多かったようです。天ぷらの衣は失敗してしまいがちですが、薄力粉と片栗粉を混ぜて使う、酢やマヨネーズを入れるなどさまざまなコツが共有されています。ご家庭の冷蔵庫のラインナップに合わせて選ぶのもよさそうです。
ほかにも前年と比べて検索が多かったものの中には「しゃぶしゃぶの出汁」や「すきやきのたれ」といった鍋メニューがありました。年末年始に大人数で集まる時には、鍋は鉄板ですよね。
お雑煮の味、トップ3は「白だし」「白みそ」「しょうゆ」
「お雑煮」と一緒に検索された材料で検索頻度が高かったトップ3が「白だし」「白みそ」「しょうゆ」の3つの調味料です。しかも、白だしが1位、白みそが2位という組み合わせは約10年間まったく同じなんです。この3種類の味付けが日本のスタンダードな味付けだというのが裏付けられますよね。また、一緒に調べられている目的のトップが「簡単」なので、白だしで簡単に澄まし汁のお雑煮を作りたいというニーズがみえてきます。
一緒に検索されているほかの材料としては、鶏、白菜、豚、大根、小松菜、里芋などが並びます。また、加工食品では、なるとと干しシイタケがお餅以外ではトップに!なるとを入れるご家庭が多いことも見て取れました。また、「九州」や「北海道」「福岡」「愛知」といった地方や県名の検索もとても多いです。家族に合わせて、出身地の味を再現してあげたいという作り手の思いが伝わってきますね。
いかがでしたか?年末年始に他のご家庭がどのようなものを食べているか、意外と知る機会はないですよね。我が家の定番の味をより簡単に作ったり、他の地域の味を試してみたい時に、クックパッドにはさまざまなティップスが掲載されているので、気になったらぜひご覧になってみてください。

