
赤ちゃんが誕生してすぐに始まる“授乳”。寒い時季に、上半身を出して授乳したり、夜間にミルクを作ったりするのはツライもの。冬生まれ赤ちゃんのために、寒い時季に気になる授乳の悩みを保健師の中村真奈美先生に聞きました。
赤ちゃんのつめ切り、いつ切る?どう切る?コツ&やりがちNG2選【保健師が解説】
【冬授乳のポイント①】ママの日中の服装は、体を冷やさず、さっと授乳できるものがおすすめ頻回授乳で、ママは着替えが面倒なことも。でも、インナーだけなど薄着で過ごすのはよくないです。体が冷えると血流が悪くなり、母乳の出に影響することも。また、「3首(首、手首、足首)」を冷やさないことも大切です。胸だけ出して授乳できる授乳服などを着るのがおすすめです。
【冬授乳のポイント②】夜間は、温かくして、できるだけ動かないで済む工夫を室温をエアコンで19~21度に調節し、防寒グッズや授乳グッズは、授乳する人が使いやすい場所に置いておくのがおすすめです。また、ミルクの調乳グッズは、ひとまとめにして寝室に準備しておくと、寒いキッチンに行く必要がなくてラク。乳児用液体ミルクを使うのも手です。
【冬授乳の気になる疑問①】Q赤ちゃんが温まるようにミルクの温度を高めにしてもいい?
【A】赤ちゃんに人肌以上の温度のミルクを与えると、やけどの心配があります。寒い日でもいつもどおりの、人肌くらいの温度で与えましょう。赤ちゃんの体を温めたいときは、室温や着せるものを調節して。
【冬授乳の気になる疑問②】Q寒い時季なら、作ったミルクをしばらく保存してもいい?
【A】ミルクは1回分ずつ調乳し、気温や季節にかかわらず、調乳後、常温で2時間以内に使用します。調乳後2時間を超えてしまったミルクは必ず処分しましょう。また、飲み残したミルクは、調乳してから2時間以内であっても保存はNGです。
