この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年12月号に掲載の情報を再構成してお届けします。
今捨てられるモノベスト5
タオル・シーツなどの寝具類は客用をストックしない
定期的に来客のある家庭以外は、いつ来るか分からないお客さまのために、タオルや寝具類などを特別に用意して備える必要はありません。もし泊まりに来る場合でも、決まってから用意すればよいのです。また、いつもきれいなタオルやシーツなどを日常使いしていれば、それらを来客用として使っても大丈夫なはずです。普段気に入らないモノや古びたモノを使っているなら捨てて、贈答品などで頂いたタオルや寝具類をぜひ使いましょう。ふかふかのタオルや手触りのいい寝具などを自分や家族が使って、自分たちをもてなします。上等なモノを日常に使っていくことは、自己肯定感にもつながるのでオススメです。

普段使うタオルも上等なものに替えましょう。
とっておきの器こそ普段使いに
気に入らなくても普段なんとなく使っている食器はありませんか? 趣味の違う頂き物、景品やおまけなどでもらったモノ、または色がはげていたりヒビや欠けのあるモノなど。もし使っても心がうきうきしないなら、いさぎよく捨てましょう。そしてとっておきの好みの食器を日常使いにします。そうすることでいいことがいっぱいに。まず食器の数が減り、食事の時間が好きな食器だけに囲まれた、幸せな時間になります。普段からうっとりするような食器だけを使い、そこに料理を盛ることは自分自身をもてなすことにもつながります。大事な食器だからこそ、いままでより扱い方に気をつけるようになります。収納も空間に余裕をもたせて、美しく飾る気持ちで収めるようにしましょう。また、食器を厳選するには分類しながら何が必要なのかを知ることが大切です。
まず食器を「皿」、茶碗や小鉢などの「器」、飲み物に関する「ドリンク容器」に3分類します。そこからそれぞれ何が何個必要か、と自分なりに分類を繰り返します。たとえば「皿」は大中小を、「器」は大鉢、小鉢、茶碗・椀を、「ドリンク容器」はグラス、カップ、湯のみを各家族分+1というように。このとき1つでさまざまな用途に使える1器多用の食器を選ぶと数を増やさなくてすみます。こうして分類していくうちに、本当に必要なモノと量が分かり、減らす判断がつきやすくなります。

気に入った食器を余裕のある空間に美しく収納。

たくさん重ねてしまうと、下になった食器が取りにくく、出し入れが面倒になるのでNG 。
<密閉容器、保存容器は種類を絞る>

保存容器は種類を1つにそろえ、その中で大中小を各2個ずつのように家族の人数などによって絞りましょう。同じ種類だと重ねられてコンパクトに収納できます。足りないときは、場所を取らないジッパー付きの保存袋を活用して。
<カトラリーは家族の人数+1>

増えてしまいがちなカトラリーは適正数に抑えます。ナイフは大、フォーク・スプーンは大小が家族の人数+1あればOK。来客などで足りない場合は箸で代用。そのために箸は家族分+木の箸や割り箸が何膳かあると安心です。
断捨離Q&A

(Q1)モノは捨てられても人間関係はなかなか断てません
断捨離でモノと向き合うと何が大切か分かってきます。人間関係も同じなので、まずモノとの関係を極めて。おつき合いは本心からのものに限定して、それ以外はやんわりと、でもきっぱり断るのがポイントです。
(Q2)モノの捨てどきは具体的にありますか?
要らないモノ、機能しないモノはいわば生活の垢(あか)。モノを捨てるのは、お風呂に入るように、生活の垢を落としてすっきり快適に暮らすこと。今後どう生活したいかを考えれば、捨てどきはおのずと分かります。
(Q3)季節の行事や家族の祝い事をやめたいのですが...
まずは自分自身の環境を整えて何が快適かを知れば、自然に断る勇気も湧いてきます。ただ、家族にとって大切なイベントでもあるので、結論は急がず、時間をかけて話し合うことも必要です。
(Q4)断捨離流の年齢、性別などにとらわれない生き方アドバイスを
断捨離の真の目的は、人生の自由度を上げること。不自由にしている制約をいったん下ろし、手放すことがライフステージの変化とともに必要です。そのためにこそ、断捨離で空間の自由度を上げていくことです。
(Q5)小さな家に住み替えたいのになかなか決心がつきません
状況に合わせて住む所や暮らし方を柔軟に変えながら、どんどん自由になることはいいことです。でも変える決心がつかないのは理由があるはず。それが何か、まず自分自身で徹底的に追求してみることです。
取材・文/細川潤子 イラスト/みやしたゆみ 撮影/原田 崇
<教えてくれた人>
やましたひでこさん
断捨離(R)提唱者。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得て日常生活の片づけに落とし込み、だれでも実践できる方法を構築・提唱する。著作・監修多数。

