なぜ大晦日に「そば」を食べるの? 込められた5つの願い
江戸時代に定着したと言われる年越しそば。なぜうどんやラーメンではなく「そば」なのか。そこには主に5つの願いが込められています。
(1)悪厄を断ち切る
そばは切れやすいため、「一年の災厄や苦労を断ち切る」という意味があります。
(2)長寿・家運長命
細く長い形状から、「健康で長生きできますように」「家運が長く続きますように」と願います。
(3)金運上昇
昔、金細工職人が飛び散った金粉を集めるのにそば粉を練った団子を使っていたことから、「金を集める=金運を呼ぶ」縁起物とされています。
(4)健康祈願
そばは風雨に叩かれても日光を浴びると再び起き上がる強い植物であることから、健康への願いが込められています。
(5)一年の労をねぎらう
薬味のネギには「ねぎらう」「祈ぐ(ねぐ=祈る)」という意味が掛けられています。
「夜遅くに食べても安心」は本当? そばの栄養パワー
縁起が良いだけでなく、実は栄養学的にも「大晦日の夜」にそばを食べることは理にかなっています。
●「低GI」だから夜食に最適
年越しそばは夕食後や夜遅くに食べることも多いもの。「夜中に炭水化物はちょっと…」と気にする方もいるでしょう。 しかし、そばは血糖値の上昇度合いを示す「GI値」が、白米やうどんに比べて低い食材です。血糖値が上がりにくく脂肪をため込みにくいため、遅い時間に食べる縁起物としては非常に優秀な選択肢なのです。
●ルチンで血管の大掃除
そばに含まれるポリフェノールの一種「ルチン」には、抗酸化作用があり、毛細血管を強くし血流をスムーズにする働きがあります。高血圧予防やアンチエイジング効果も期待でき、一年間働いた身体のメンテナンスに最適です。
●ビタミンB1で疲労回復
そばには、糖質をエネルギーに変えるために必要な「ビタミンB1」が豊富に含まれています。師走の忙しさや大掃除で溜まった疲れを回復させ、元気に新年を迎えるためのエナジーチャージになります。


