帰宅するとカーテンが少し開いている…!「鍵は閉めたのに」留守中にストーカーが侵入していた戦慄の理由【作者に聞く】

帰宅するとカーテンが少し開いている…!「鍵は閉めたのに」留守中にストーカーが侵入していた戦慄の理由【作者に聞く】

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01 / 画像提供:宮野シンイチさん

子どもの頃から漫画に親しみ、ユーモラスな作品を描き続けている宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)。彼がX(旧Twitter)で公開している『夜逃げ屋日記』は、DVやストーカー被害に苦しむ依頼者たちを、夜陰に乗じて逃がす「夜逃げ屋」での実体験を描いた人気作だ。

今回は数あるエピソードの中から、第22話で描かれた見えない侵入者の恐怖を紹介するとともに、年々増加傾向にあるストーカー被害の実態について宮野さんに話を聞いた。

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02 / 画像提供:宮野シンイチさん
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04 / 画像提供:宮野シンイチさん


■下着が消え、部屋の様子がおかしい

夜逃げ屋に寄せられる依頼理由の第1位はDVだが、それに次ぐ第2位はストーカー被害だという。今回の依頼人である川上シオリさんも、正体不明のストーカーに怯える一人だった。川上さんの訴えは、実に不気味なものだった。「留守中に何者かが勝手に部屋へ入っている気がする」というのだ。外出時にきっちり閉めたはずのカーテンが、帰宅すると少し開いている。クローゼットの中から下着が数枚なくなっている。明らかに異常事態だが、会社の人たちに相談しても「疲れているんじゃない?」「ただの勘違いよ」と一蹴され、誰にも真剣に取り合ってもらえない。被害者は恐怖だけでなく、孤立感にも苛まれていた。

■侵入の手口は「ピッキング」ではなかった

部屋の鍵が壊された形跡はなく、ピッキングされた様子もない。それでも夜逃げ屋の社長は「川上さんの話が本当なら、間違いなくストーカーは部屋に侵入している」と断言する。密室の謎を解くため、社長は大家に接触し、これまでの経緯と転居の意向を伝えた。すると大家の口から、信じがたい事実が語られることとなる。そこには、想像を絶する「合鍵」の入手ルートが隠されていたのだ。

現在も夜逃げ屋のスタッフとして活動する宮野さん。今回の事例について、「冗談抜きで本当に驚きました」と振り返る。鍵を不正に入手する手口には様々なパターンがあると聞いてはいたものの、まさかこんな方法が存在するとは思ってもみなかったという。宮野さんは今回の経験を踏まえ、鍵の二重ロックなどの自衛手段が必要不可欠だと警鐘を鳴らす。

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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