人間と猫が一緒に食べられる「猫節」 実は“猫の手”を借りて開発

人間と猫が一緒に食べられる「猫節」 実は“猫の手”を借りて開発

「猫の街」尾道市ならではの問題とは…

 「猫節」の売り上げの一部は保護猫活動の寄付金に充てられています。村上さんは、寄付のきっかけについて、「『猫節』を開発するにあたり、保護猫活動を行っている方にアドバイスをいただいたこともあり、活動に協力したいと思いました」と明かします。

「猫節」をきっかけに、避妊手術を受けた印「桜耳」など、地域猫について多くのことを知ったといい、「尾道市には地域猫を大切にしている人が多く、個人で保護猫活動をしている人も多いです。自費で避妊手術をさせている方を本当に尊敬します」と真剣なまなざしも見せます。筆者が「保護猫活動では数十万円単位でお金がかかることもありますよね」と投げかけると、村上さんは深く頷きながら、その大変さを改めてかみしめるかのような表情も見せていました。

「猫の街」としても知られる尾道市では、人間に慣れてしまっている猫が多いこともあり、トラブルが起きています。村上さんは「猫におやつをあげて、袋ごと食べてしまったケースがありました。おなかの中から袋を取り出すために手術した猫もいました」と深刻な実情を語ります。

 筆者も猫におやつをあげる機会が多いので、このような状況はよくわかります。猫のかむ力、飲み込む力は本当に強く、人間が袋をしっかり持っていても、一瞬で先端をかみちぎって飲み込んでしまったり、力負けして手を離してしまい、袋ごと奪い取られることも珍しくありません。

 村上さんは「猫節」の商品開発でお世話になった保護猫活動をしている方々を通じて、今後も売上の一部を寄付していくそうです。

 筆者は今回の取材を通して、村上さんのおだやかな人柄を感じたと同時に、“猫はグルメ”だと改めて思いました。

配信元: オトナンサー

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