尿の異常に気づいたらどうしたらよいか?
編集部
尿の異常に気づいたら、まずどうすればいいですか?
小出先生
尿の色やにおいの変化、泡立ちなどが繰り返し起きる場合には、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。内科や泌尿器科で尿検査を受ければ、原因の特定につながります。
編集部
どんな検査を受けることになりますか?
小出先生
尿検査でタンパクや血液の有無を調べ、必要に応じて血液検査や超音波検査をおこないます。これにより腎臓や尿路の状態を把握できます。早期発見であれば、薬物療法や生活習慣改善で対応できる場合も多いので、できるだけ早めに受診するようにしましょう。
編集部
尿の異常が起きないよう、日常生活で心がけることはありますか?
小出先生
水分を十分に取る、野菜が多めのバランスのよい食事を心がける、適度な運動をする、喫煙している場合には禁煙をする、といったことが腎臓を守る基本です。塩分のとりすぎは腎臓に負担をかけるため、減塩を意識しましょう。また脂質の取りすぎも腎臓に負担となるので要注意です。そのほかロキソニンなど解熱鎮痛剤の長期使用にも注意が必要です。
編集部
尿に異常が見られたら早めに受診した方がよいのですね。
小出先生
尿の異常は軽く見られがちですが、腎臓の病気は気づかないうちに進行するため、サイレントキラーとも呼ばれています。異常に早く気づくことが、腎不全や透析を防ぐ第一歩になります。気になる症状があれば迷わず相談してください。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
小出先生
腎臓の特徴は、一度悪くなるとなかなか治しづらいということ。しかし、腎臓の病気の多くは初期症状がほとんどなく、尿検査など健診でたまたま異常が見つかることが少なくありません。重症化させないためには、症状が重症化しないうちに治療を開始することが大切。健診で異常を指摘されたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。
編集部まとめ
普段、何気なくしている尿は、健康を見極める重要なサインです。色などから病気を推測することもできますから、異常が見られる場合にはしっかり記録しておくことが大切。「普段とちょっと違う」という変化に気づいたら、なるべく早めに医療機関を受診するようにしましょう。

