初詣の常識「二礼二拍手一礼」は絶対ではない? 出雲大社など「四拍手」の神社と意外な歴史

初詣の常識「二礼二拍手一礼」は絶対ではない? 出雲大社など「四拍手」の神社と意外な歴史

出雲大社は「4回」叩く! 神社によって違う拍手の数

 一般的な神社では「2回」手を叩きますが、縁結びの神様として有名な島根県の出雲大社(いずもおおやしろ)では、「二礼四拍手一礼」と、拍手を4回するのが基本の作法です。

 なぜ4回なのか。実はこれも略式的なもので、出雲大社で最も大きな祭典である「例祭(勅祭)」のときには、なんと倍の「二礼八拍手一礼」が行われます。8という数字は古くから「無限」や「数多いこと」を意味し、神様への最大限の敬意を表しているとされています(日常の参拝ではその半分の4回で神様を讃えます)。

 この「二礼四拍手一礼」を正式作法としているのは、出雲大社のほかに、宇佐神宮(大分県)や弥彦神社(新潟県)などが知られています。いずれも日本の歴史や信仰において極めて重要な役割を果たしてきた、由緒ある神社です。

「二礼二拍手一礼」の歴史は意外と新しい?

 では、私たちが当たり前のように行っている「二礼二拍手一礼」は、いつから定着したのでしょうか?

 古来からの伝統のように思えますが、実はその起源は明治時代頃からという説があります。

 明治時代、皇室の儀式などを取り仕切る宮内省式部寮が発行した「神社祭式」に、「再拝拍手(さいはいはくしゅ)」という記述が登場します。当時の伊藤博文首相もこれを取り入れていたと言われています。

 その後、1907年の「神社祭式・行事作法」の制定や数度の改訂を経て、戦後の1948年に「再拝→祝詞奏上→再拝→二拍手→一拝」という形に。これが一般参拝者向けに簡略化され、現在の「二礼二拍手一礼」として広まったと考えられています。

配信元: LASISA

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