信頼は「感情」ではなく「行動」に表れる

「この子は私を信頼しているのかな?」と考えたことがある方は多いと思います。
信頼関係というと、目に見えない感情をイメージしがちです。
しかし、本当に信頼関係ができているというのは、目に見えないもので測ることはできません。
代わりに「どのような状況で、どのような行動をするか」に着目することで、信頼関係について考えることができます。
たとえば、呼んだときに自分から近づいてくる、アイコンタクトをしてくれる、落ち着いてそばにいる…など。
こうした行動は、愛犬が「この人のそばは安全」と学習した証です。
信頼は、行動として“見える形”で示されているのです。
ただし、これらを罰せられることを避けるための手段として、犬が選択している場合もあります。
だからこそ、ボディランゲージも合わせて見るようにし、総合的に判断することが大切ということを覚えておきましょう。
強制ではなく選択肢がある環境を

また信頼関係については、よくトレーニングの場面でも言われることかあります。
犬がこちらの指示に従ってくれないと、「言うことを聞かない」と思ってしまうこともあるかもしれませんね。
しかし、犬が何かをしないとき、それは「怖い」「不安」「やり方がわからない」「過去に嫌な経験がある」など、さまざまな理由が考えられます。
そこで大切なのは、犬に選択肢を与えること。
例えば、無理に触らせることに慣れさせるのではなく、自分から近づいてくるのを待つ。
犬が拒否を示したらそれを受け入れ、あくまでも選択権は犬にあることを忘れないようにしましょう。
これにより、「この人のそばなら安心して選べる」と学習し、徐々に信頼関係が築かれていきます。

