【お正月】おせちの具材の意味は?“願いと栄養”で選ぶ「自分だけのおせち」栄養士が解説

【お正月】おせちの具材の意味は?“願いと栄養”で選ぶ「自分だけのおせち」栄養士が解説

6. 栗きんとん:ビタミンCで風邪予防&金運UP

 鮮やかな黄金色と「金団(きんとん)」という文字から、金運上昇や商売繁盛の願いが込められています。「勝ち栗」にかけて勝負運アップを願う意味もあります。

 サツマイモや栗に含まれるビタミンCは加熱に強く、風邪予防に役立ちます。食物繊維も手軽に摂れますが、砂糖を多く使うため糖質とカロリーは高め。食事の最後にデザート感覚で、1日大さじ1?2杯程度を楽しむのがおすすめです。

7. 伊達巻:学業成就と栄養バランス

 巻物に似た形から、知識向上や学業成就の願いが込められています。また、伊達政宗のような「伊達者(おしゃれで華やかな人)」に由来して名付けられたという説もあります。

 卵と魚のすり身を合わせて焼き上げるため、動物性たんぱく質をはじめ、ビタミンA、ビタミンB群、カルシウムなどがバランスよく含まれています。甘く仕上げてある分、カロリーはかまぼこの2倍強になるため、味わって少しずついただきましょう。

8. 昆布巻き:「よろこぶ」長寿食

 「よろこぶ」の語呂合わせから、一家の幸福や長寿を願う定番料理です。「子生(こぶ)」として子孫繁栄の意味も持ちます。春を告げるニシンや、生まれた川へ戻る鮭を巻くことで、おめでたさが倍増します。

 昆布には食物繊維とミネラルが豊富に含まれています。さらに、内側に巻かれた魚(ニシンや鮭)のたんぱく質や、結び紐であるカンピョウの食物繊維も一緒に摂れるため、栄養バランスに優れた一品と言えます。

筆者宅では、本格的なお重でなく、円満の願いを込めて丸皿に盛り付けて縁起を担ぎます。

「お箸」にも意味がある! 神様と共に食事を楽しもう

 おせち料理は、「まごわやさしい(豆・ごま・海藻・野菜・魚・キノコ・イモ)」を網羅できる、栄養バランスに優れた食事でもあります。

お餅入りの雑煮を祝い箸でいただくだけで、神さまとの共食が叶いますよ。

 最後に、お正月のお箸(祝い箸)にも触れておきましょう。両端とも細くなっているのは、片方を神様、もう片方を自分が使い、「神様と共に食事を楽しむ(神人共食)」という意味があるからです。  一つひとつの料理や道具に込められた願いを感じながら、新しい年の幸福を祈って味わってみてくださいね。

(野村ゆき)

配信元: LASISA

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