ただひたすら、つわりが落ち着くのを待つ日々
確かに初めての妊娠で、不安でいっぱいでした。3カ月近く吐き続けたのも、生まれて初めてです。それを大げさだと先生に言われたように感じ、私は何も言えず診察室をあとにしました。
点滴が受けられなかったことよりも、先生に軽くあしらわれてしまったことが悲しくてたまりませんでした。先生のひと言で、つらいと訴えることさえ封じられてしまったように感じたのです。
先生との相性は大事
通っていた産婦人科は分娩を扱っておらず、転院する必要がありました。当初は妊娠25週ごろまでに転院しようと考えていましたが、先生の言葉が忘れられず、予定を早めて妊娠16週で転院することに。
転院先で健診時に体調はどうかと尋ねられ、私は返答に迷いました。また軽くあしらわれてしまったらどうしよう? でも、もう一度だけ言ってみようか。そして転院先の先生も、私が大げさだと言うのなら、自分の弱さを受け入れよう。そう思って、つわりがつらいことを伝えました。すると先生は「薬を飲んでみる?」と言ってくれたのです。すると、時期的なものもあるかもしれませんが、処方された吐き気止めや胃薬、ビタミン剤を飲むと、友人と外でランチを楽しめるまで劇的に良くなりました。
妊娠中でも問題のない薬のようですが、やはり気が引けたのでむやみに飲まないようにしていました。それでも薬があるから、もしものときも大丈夫だという安心感があり、外出も楽しめるようになったのです。薬ひとつで生活が変わるほど体調も気持ちもラクになるのなら、早くに転院すればよかったと今でも後悔しています。病院を選ぶ際には、先生との相性も大切なポイントだと感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:結城あかね/30代女性・主婦。1歳男児の母。登録販売者としてドラッグストアに勤務。現在は育休中。これまでの経験をもとに、子育て・恋愛・ライフスタイルに関する記事を執筆している。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

