●一度に一気に進めなくてもよい
──確認すべきことがたくさんありますね。
これらの確認事項を一度にすべて終える必要はありません。帰省のたびに、自然な会話の流れで少しずつ進めていくのが理想的です。
終活は決して縁起の悪いものではなく、残りの人生をより良く過ごすための前向きな準備です。
親子で対話を重ねながら取り組むことで、将来への安心が育まれ、親も子も落ち着いて終活に向き合うことができます。
その過程で家族の絆はさらに深まり、人生の最期まで穏やかに支え合える環境を整えることができるでしょう。
専門家としては、早めの準備と丁寧な対話が何より大切だと考えています。
【取材協力弁護士】
伊藤 勝彦(いとう・かつひこ)弁護士
1973年静岡県生まれ。1997年東京大学法学部卒業、同年司法試験合格。2000年弁護士登録(大阪弁護士会所属)。2003年みお綜合法律事務所のパートナー弁護士(共同経営者)。弁護士活動の初期から「終活」関連分野に注力。遺産分割や遺留分侵害額請求に関する調停・訴訟に多数取り組む。著書に『モメない相続でお金も心もすっきり!親子終活』(あさ出版)など。
事務所名:弁護士法人みお綜合法律事務所
事務所URL:https://www.miolaw.jp/

