ホテル暮らし、夜の仕事、子育て―壮絶な再出発
――そして35歳で、3度目の結婚をされていますね。「この時の相手はバイト先の年下の男性社員でした。ただ、付き合い始めた当初から、私は東京に行くことを心に決めていたんです。そしたら彼が、結婚したら東京に異動できる、と。それならと思い結婚した後で、私と子どもたちだけ先に上京していろんな手続きをしていたんですけど……暮らし始めて秒で別れました(笑)」
――何度目かもはやわからない急展開(笑)!理由は何だったのですか?「なんというか……すごく不運な人だったんですよ。電化製品買えば確実に不良品になる、みたいな。他には少し体調が悪いだけで大げさにダルイアピールしたり、えらそうにする横柄な態度が出てきて、嫌になって子供を連れて家を出ていきました」
――親子3人、引っ越したばかりの見知らぬ都会で、どのような暮らしをしていたのですか?
「まだ貯めてきた貯金があったので、色んなホテルを転々としていました。朝チェックアウトをしたら、車にランドセルを積んで子どもたちを学校の近くまで送って、下校の時間になったらピックアップして別のホテルにチェックイン。
でも、さすがに1ヶ月もしないうちにお金がヤバくなってきたので、つなぎとして夜の仕事で働いて、なんとか家も探して普通の生活に戻りました。この日々は今でも子どもたちの中では(いろんなホテル宿泊が楽しかった)と良い思い出になっているそうです(笑)」
<取材・文&撮影/もちづき千代子>
【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama

