イボには複数の種類があることをご存知でしょうか?イボにはウイルス性のものもあり、他の方に感染する可能性もあります。また、他の部位に飛び火して広がる可能性もあります。
だからこそ、できたイボの原因が何なのか知らなければいけません。また、皮膚科にかかる必要があるのかも理解しておく必要があります。
今回はイボの予防方法と放置するリスクについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「イボ」ができる原因はご存知ですか?種類や治療についても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
イボの予防とリスク

イボの予防方法を教えてください。
ウイルス性のイボは、皮膚の免疫力が低下していることによって感染します。そのため、皮膚の免疫力を保つと予防に繋がります。
また、ウイルスは手足の小さな傷から感染することが多いです。日頃から傷やささくれを作らないように保湿をすることも大事です。万が一傷ができたら、絆創膏などで保護するようにしましょう。
老化・紫外線が原因のイボは日頃の肌のケアで予防できます。日焼け止めを顔だけでなく首や肩にも塗るなど、紫外線対策を心がけるようにしましょう。
イボを放置するリスクはありますか?
イボを放置してしまうと、他の部位にも広がる可能性があります。ウイルス性のイボは、触れただけでウイルスが手につきます。その手で他の部位を触ると、また新しい部位にイボができる可能性があるのです。
また、イボは時間経過によって大きくなる場合があります。厳密には1つのイボが大きくなっているわけではなく、周囲に拡大したものが1つになっているように見えるものです。これが足にできていると、歩く際に痛みを感じたり歩きづらくなる場合があります。そのため、できればイボは放置せず治療を開始したほうが良いでしょう。
最後に、読者へメッセージがあればお願いします。
イボとは、皮膚の一部が盛り上がった小さな腫瘤のことであり、発症原因は主に「ヒトパピローマウイルス」が皮膚の小さな創傷部から感染すると言われています。最も多くみられる身体の部位は、手足の指であり、通常は数mm~1cm程度の小さな病変がひとつだけポツンと形成されることもありますし、集まって融合して多発することも見受けられます。
一般的には、痛みなどの自覚症状はほとんどありませんが、自己判断で削ったり切ったりせずに、皮膚科など医療機関を受診して、凍結治療などを実施されることが多いと考えられます。
編集部まとめ

たかがイボと放置していると、身体のあちこちに広がったり、大きくなって日常生活に支障が出たりすることもあります。
また、家族に感染させてしまう可能性もあるため、できるだけ皮膚科を受診することをおすすめします。
イボができたら、患部を掻いてはいけません。触った手で触れた部分にイボができてしまう可能性があるからです。
イボの治療にはある程度時間がかかるため、治療開始したら根気よく治療を受けてください。他の方に感染させないためにも、根本的な治療に努めるようにしましょう。
参考文献
いぼ(尋常性疣贅:じんじょうせいゆうぜい)|ひふ研
尋常性疣贅診療ガイドライン2019(第1版)

