「展開が気になりすぎる」と話題→大量購入でクレームかと思いきや…。スーパーの店長が渡した「妹の連絡先」がドラマの始まり【作者に聞く】

「展開が気になりすぎる」と話題→大量購入でクレームかと思いきや…。スーパーの店長が渡した「妹の連絡先」がドラマの始まり【作者に聞く】

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1 / 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

X(旧Twitter)で「展開が気になりすぎる!」と話題を呼び、多くの読者をムズキュンさせた漫画がある。コマkomaさん(@watagashi4)が描く『家族経営のスーパーの女の子と近くの工事現場のお兄ちゃんの話』だ。 本作は、手作り弁当に胃袋を掴まれた作業員と、弁当を作る店員の女の子が、顔を合わせることなく電話越しの交流で惹かれ合っていく純愛ストーリーである。 電子コミックス化もされている本作の魅力と、キャラクター造形の裏側について作者に話を聞いた。
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■「毎日でも食いたい」電話越しの口説き文句?

物語は、工事現場で働く田嶋が「スーパーひまわり」の手作り弁当にハマるところから始まる。特に彼のお気に入りはコロッケ弁当で、昼に2つ平らげてしまうほどの惚れ込みようだ。 田嶋があまりに美味そうに食べるため、現場の同僚たちからも注文を頼まれるようになるのだが、ここで問題が発生する。ランチタイムに田嶋が弁当を買い占めてしまい、他のお客さんが買えなくなってしまったのだ。 見かねた店長は「大量購入の場合は前日に注文してほしい」と頼み、惣菜部門を担当する妹・あかりの連絡先を田嶋に渡す。これが運命の分かれ道だった。

翌日から弁当係として電話予約をすることになった田嶋。受話器越しに聞こえるあかりの「お疲れ様です」という優しい声や、それに対する田嶋の「毎日でも食いたい」という称賛の言葉。業務連絡のはずが、顔も知らない相手への淡い恋心へと変わっていく過程が丁寧に描かれる。 連載当時、SNS上ではもどかしい2人の距離感にコメントが殺到。読者の予想をストーリーに取り入れるなど、ライブ感あふれる展開も人気を博した。

■イケメンじゃないのにモテる「人たらし」の魅力

主人公の田嶋は、思ったことをストレートに口にするイタリア人気質な性格だ。さらりと女性を喜ばせる言葉を吐くため、読者からは「人たらし」と呼ばれ愛されている。 制作上のこだわりについて、コマkomaさんは「田嶋の顔を過剰にイケメンに描かないこと」を挙げる。決して美形ではないが、その飾らない人柄こそが最大の魅力なのだ。

また、コマkomaさんの作品には悪人が登場しないのも特徴だ。これについて本人は「実生活で腹の探り合いに疲れてしまったので、漫画の中では頂いたものは有難く頂き、お返しをするような世界を描きたい」と語る。 他人の思考の裏を読まない、素直で明るいキャラクターたち。それが描いていて心地よく、読者にとっても癒やしとなっているのだろう。


取材協力:コマkoma(@watagashi4)

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