猫を『甘えん坊』に育てるにはどうすれば?取るべき3つの方法 大人の保護猫にも有効?

猫を『甘えん坊』に育てるにはどうすれば?取るべき3つの方法 大人の保護猫にも有効?

保護猫の成猫を甘えん坊に育てるための配慮

撫でられる猫

成猫の保護猫の里親になるという飼い主さんも少なくありません。保護猫は、その子の両親の性格や社会化期の様子を知ることはできません。また、保護されるまでの間に、どのような経験をしてきたかもわかりません。

長く野良猫だった場合は、処世術として人懐こさを手に入れ、いろいろな方からご飯をもらって生きてきた可能性もあるでしょう。しかし多頭飼育崩壊や、繁殖工場と呼ばれるような悪質な業者で繁殖目的に飼われていた場合などは、過酷な経験によるトラウマを抱えている可能性もあります。

そのような猫であっても、前述の「飼い主さんへの信頼感を高める」ための接し方を心がけることで、少しずつ心を開いてもらえるケースは多いです。根気よく、時間をかけて信頼感を高めて、様子を見て「人慣れの練習」も始めると良いでしょう。

成猫の保護猫だったとは思えないほど、甘えん坊な姿を見せてくれる日が、きっと訪れるはずです。変化が現れるのが年単位であることも珍しくありません。焦らずに、ちょっとした変化を喜びながら取り組みましょう。

まとめ

甘える猫

猫の性格を決める3要素は「遺伝」「環境」「経験」です。特に猫の場合は、社会化期と呼ばれる生後2〜9週齢頃の環境や経験がとても大切です。可能なら、両親の性格や社会化期の環境が明確にわかる猫を迎え入れると良いでしょう。

しかし多くの場合、「飼い主さんへの信頼感を高める」ことに配慮し、「人慣れの練習」をすれば、甘えん坊の猫にすることは可能だと言われています。成猫の保護猫でも、根気よく時間をかけて接することで、おおらかで甘えん坊の猫に育ててあげましょう。

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