甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養豊富な発酵食品。米麹の甘酒にはビタミンやオリゴ糖が豊富で、優しい甘さが特徴。効率的な栄養補給に最適です。今回は、甘酒の驚くべき健康効果について「管理栄養士」の佐野さんに解説していただきました。

監修管理栄養士:
佐野 未来(管理栄養士)
鎌倉女子大学家政学部家政学科管理栄養士専攻(現・管理栄養学科)卒業。大学卒業後、日清医療食品株式会社に入社。その後、2007年から東京都内の大学病院に入職。個人栄養相談、集団栄養指導、入院患者の栄養管理業務に従事。現在はフリーランスのウェブライターとして、栄養や健康に関する情報を正確かつ分かりやすく伝えることをモットーとしている。
編集部
甘酒にはどんな栄養が含まれていますか?
佐野さん
米麹の甘酒には、発酵過程で作られたビタミン類が豊富です。お米に含まれているデンプンをブドウ糖やオリゴ糖に分解するため、ナチュラルな優しい甘味があります。クセが少ないので飲みやすく、甘酒の栄養を無理なく継続して摂りたい方におすすめです。酒粕の甘酒には、たんぱく質やアミノ酸、菌由来のβ-グルカン、葉酸など多彩な栄養素が含まれています。酒粕独特の風味が強いですが、より多くの栄養素を効率的に摂りたい方、甘さを利用して間食の代わりに飲みたい方におすすめです。
編集部
甘酒を飲むことでどんな効果が期待できますか?
佐野さん
発酵食品である甘酒は、製造段階で糖の分解が活発に行われ、ブドウ糖が多く作られます。ブドウ糖は脳のエネルギー源として使われるため、勉強や仕事の前に飲むと効率が上がることも期待できます。また、ビタミンやミネラル、オリゴ糖など、体内のサイクルや腸内環境の改善に役立つ栄養素も豊富です。便秘や下痢の予防、肌のターンオーバーの促進、スタミナアップなどの効果も期待できます。
編集部
甘酒と一緒に摂るといい食材はありますか?
佐野さん
甘酒は、甘さと風味を活かしたちょい足しレシピにも使い勝手が良い食品です。体を温めたい時には、すりおろしたしょうがを入れてもいいでしょう。また、冷やした甘酒に柚子など柑橘系の香りが立つ食材を入れると、すっきりとした風味でリフレッシュできます。また、牛乳や豆乳、ヨーグルトといった乳製品と一緒にスムージー風にしてもおいしくいただけます。乳製品には適度な脂質が含まれて腹持ちが良いため、間食の代わりに飲むのもおすすめです。
※この記事はメディカルドックにて【甘酒の健康効果を管理栄養士が解説 「飲む点滴」と言われる所以とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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