勉強で嘘をつくことのデメリット
勉強で最も大切なのは、できないことをできるようにすることです。そのため、できないことを嘘でごまかしていては、絶対に学力が伸びません。
中学受験生の家庭教師をしていると、子どもがよくやるのが、解答を写す行為です。これも嘘の一種。
保護者が塾の宿題などをチェックしないと、子どもは解答集を丸写しして丸を付け、全ての問題を「できた」ことにしてしまいます。本人は上手くごまかせているつもりでも、後々できないことが判明することも。
特に、子どもが志望校の過去問演習で答えを写すと、大人が「この子はできる!」とだまされてしまい、志望校選びで失敗する原因にもなります。
大人はこのようなデメリットを理解した上で、子どもが勉強で嘘をつかないように導く必要があります。

子どもが本音で話せる環境を整える
子どもが勉強で嘘をつくのには理由があります。一番多いのは、「できないことを叱られたくない」です。ほかにも「大人に褒められたい」「かっこいいところを見せたい」「勉強よりもやりたいことがある」などがあります。大人はまず、こうした理由に目を向けるとよいでしょう。そうすれば、勉強で嘘をつく子どもとどのように向き合うべきかが見えてきます。
子どもが「できないことを叱られたくない」と思っているなら、できないことを叱らないようにします。「大人に褒められたい」「かっこいいところを見せたい」と思っている子どもに対しては、結果だけで褒めることはせず、「できないことをごまかすことはかっこわるい」と伝え続けましょう。
子どもが「勉強よりもやりたいことがある」と思っている場合、その「やりたいこと」を特定するのが先決です。子どもがゲームやYouTube動画などにのめり込んでいるなら、保護者は時としてこれらを制限することも必要となります。子どもが学校の人間関係でトラブルを抱えていて、そちらに気をとられているなら、保護者はトラブルを解決するため学校に相談することも考えましょう。
このように子どもが嘘をつく理由を特定した上で然るべき対応をするのが大人の役割です。特に保護者は、子どもが本音で話せる環境を整えることを重視しましょう。
