●番組終了にささやかれる本当の理由
2025年は、長寿番組や人気番組の終了が相次いだ年でもあった。
各局は表立って理由を語らない。しかし業界内では「50歳リスク」を回避するために、終了を選択した番組が多かったのではないか、という声がささやかれている。
田原総一朗さんの問題発言を受けて、BS朝日『激論!クロスファイア』が10月19日に終了したことも、この流れと無縁ではないだろう。
どれほど優れた論客であっても、年齢を重ねる中で時代との意識のズレが生じ、結果としてコンプラリスクが高まってしまう。残念ながら、それは避けがたい現実でもある。
●バラエティ制作者たちは知っている
この潮流は、報道・情報番組に限った話ではない。バラエティ番組の現場でも、同様の空気が広がっている。
コンプラリスクが低いとみなされる一部のタレント(たとえばタモリさん、ヒロミさんなど)には、むしろオファーが集中する一方で、それ以外の50歳を超えたタレントに対して、局側が尻込みするケースが増えている。

バラエティの制作現場にいれば、タレントが日常的にどんな遊び方をしているのか、収録現場でどんな態度を取るのか、ある程度は見えてくる。パワハラを起こしそうかどうかも、経験を積んだ制作者には察しがつく。
そうしたタレントが出演する番組は、視聴率低迷など別の理由を表向きのものとして、静かに終了していくのだ。

