2026年の年明けからは、世界的に知られる三島由紀夫の戯曲を宮本亞門さんが演出する『サド侯爵夫人』で、12年ぶりに舞台に出演。主演を務めます。この機会に現在の思いを成宮さんに伺いました。めぐりあわせで主演での舞台再開も、主演にはこだわっていない
――12年ぶりの舞台出演を決めるまでに、怖さはありませんでしたか?成宮寛貴さん(以下、成宮):怖いとかドキドキするとか、それも役者の魅力のひとつなのかなと。自分が今いる場所からさらに高みを目指さないと到達できない場所に立ち向かうことも、役者として大切なことだなと。まさにそのタイミングだと感じていて、新しい自分の章を迎える今、絶対に舞台にも挑戦したいと思っていました。
――ドラマ、舞台と主演作品が続いていますが、主演へのこだわりはありますか?
成宮:43歳の年齢の俳優を主役にした作品自体が、そもそも少ないと思います。「主役じゃないと」と考える世代でもないですし、理由もないです。今回はめぐりあわせで主演をやらせていただくことになりましたが、たとえ主要な役じゃなくても、その役でしか見せられないものがきっとあると思いますし、それを演じるだけで十分楽しめると思っています。
偶然、吉田鋼太郎と再会。「今度、舞台やるよ」と
――年齢の話が出ましたが、ドラマ『死ぬほど愛して』での復帰の際に、同じ歳の小栗旬さんに連絡したという記事を拝見しました。今回の舞台がニュースで発表された後、俳優仲間と何か連絡を取り合ったりしましたか?成宮:蜷川幸雄さんの舞台によく出演されていた横田栄司さんと、僕は『ハムレット』(2001)でご一緒したことがあるのですが。
――映像作品でも、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などで活躍されていますね。
成宮:シアターコクーンの稽古場の近くにあるお店に行こうと思って歩いていたときに、偶然、横田さんと久しぶりにお会いしました。「実は僕、今度舞台に出演するんです」とお話しました。あと吉田鋼太郎さんともお店で偶然隣の席になって。
――偶然が横田さんだったり吉田さんだったり、すごいですね。
成宮:その際、鋼太郎さんにも伝えました。横田さんも吉田さんも、ほかの舞台人の方たちもみなさん「とても難解で、すごい作品をやるね」と驚いていました。

