
■「実は使い方を間違えている日本語」
こんにちは。けんたろ(@kenlife202010)と申します。クイズ好きが高じて日本語や雑学に興味を持つようになり、XやVoicyでクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信中。その中から「実は使い方を間違えている日本語」をご紹介します。
フレーズが決まった日本語の組み合わせである「慣用句」。数多くあるため、中には似ているものも多く、勘違いして覚えているものも。混同して間違えてしまう日本語を集めてみました。今回は後編です。

×目鼻が利く
正解は「目端(めはし)」。機転が利くことを表す慣用表現ですが、「目端」が場を見計らう機転を意味します。一方、物事の大まかな見通しが立つことを「目鼻がつく」と表現するので、混同しないように注意しましょう。
×明るみになる
「明るみに出る」が正解。ここでの「明るみ」とは公の場という意味です。つまり「明るみに出る」は隠し事が表面化するという意味になります。
×目覚めが悪い
寝起きの気分が良くなかったり、そこから転じて良心の呵責を感じたりする場面で「目覚めが悪い」と誤用されがちです。正しくは「寝覚め」。よく見聞きする言葉にどうしても引っ張られてしまうので、注意しましょう。
×(年)サバを数える
正解は「サバを読む」。年齢をごまかす時に使われる表現です。サバは傷みやすいため急いで数をよみ、その時に数をごまかすことが多いことから来ています。「数える」だと本当にサバを数えていることになりますね。
×白羽の矢が当たる
多くの人の中から抜擢されることを表す慣用表現ですが、正解は「白羽の矢が立つ」。人身御供(ひとみごくう)を求める神が、生贄にしたい少女の住む家の屋根に人知れず白羽の矢を立てるという言い伝えから来ています。そのため「当たる」は間違いです。
×合いの手を打つ
正解は「合いの手を入れる」。相手の話に合わせてちょっとした言葉や仕草をはさむことを表す慣用表現ですが、「合いの手」とは邦楽で唄と唄の間に楽器だけで演奏される短い部分を意味します(⇒間の手)。「相槌を打つ」と混同しないようにしましょう。
×陣頭指揮を振る
リーダーが現場で率先して指示を出すことを表す言葉ですが、「陣頭指揮を執(と)る」が正解です。似た表現の「采配を振る」と混同しないようにしましょう。ちなみに「采配を振るう」も間違いなので注意を。
×怒り心頭に達する
これは「怒り心頭に発する」が正解。「心頭」とは心の中のことを意味するので、心から怒りが湧き上がることを表しています。ボルテージが上がっていって、ある怒りの基準を超えるようなイメージですが、実際には意味合いが少し異なります。
×舌の先の乾かぬうち
「今言った言葉が終わるか終わらないうちに」という意味で、「舌の根の~」が正しいです。すぐに発言と反する言動をしたことを非難するのに使われる表現ですが、「舌先三寸」という四字熟語と混同しないようにしましょう。
×取り付く暇もない
船が避難のために上陸したいが島が見つからないことから来ていますので、「取り付く島もない」が正解。そのため「暇」とするのは誤りです。

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