シャイな犬が見せる「愛情表現」5選

1.遠くからじっと見つめてくる
シャイな犬は、自分から駆け寄ってペロペロと舐めるような派手なアピールは苦手です。その代わり、飼い主が何をしているのか遠くからじっと見つめていることがあります。
ふと視線を感じて振り返ると目をそらしてしまうかもしれませんが、それは決して嫌っているわけではありません。大好きな飼い主の動きを目で追い、その存在を確認して安心しているのです。
静かに見守るという行為そのものが、控えめな愛犬なりの精一杯の関心であり、信頼の証といえるでしょう。
2.同じ部屋の少し離れた場所にいる
「ベタベタと甘えてこないから懐いていないのかな?」と不安になる必要はありません。シャイな犬にとって、飼い主と同じ空間にいること自体が大きな安心感につながっています。
足元にピッタリ寄り添うことはなくても、リビングで飼い主が見える位置に寝そべっていたり、別の部屋に行くとさりげなくついてきたりするのは、大好きだからこそです。
程よい距離を保ちながらも、常にあなたのそばを選んで過ごしているのは、深い信頼を寄せている証拠といえます。
3.体の一部をさりげなくくっつける
積極的なスキンシップを好まない子でも、眠っている時やリラックスしている時に、体の一部を飼い主にそっとくっつけることがあります。例えば、ソファの隣に座って背中だけを少し触れさせたり、足元に鼻先を置いたりする行動です。
これは、無防備な背中や体を預けても大丈夫だという安心感の表れです。自分からグイグイ行くのは恥ずかしいけれど、体温を感じていたいという、シャイな性格ならではの可愛すぎる「甘えたいサイン」といえるでしょう。
4.飼い主の持ち物の上で休む
飼い主が脱いだ洋服や、いつも履いている靴などの上で寝てしまうことがあります。「いたずらしているのかな?」と思うかもしれませんが、実はこれも深い愛情表現のひとつです。
大好きな飼い主のにおいがついたものは、犬にとって世界で一番安心できる宝物です。そのにおいに包まれて過ごすことで、あなたがそばにいない時でも落ち着くことができるのです。
自分の持ち物を大切に扱って(あるいは枕にして)くれている姿を見つけたら、愛されていることを実感してください。
5.離れた場所でこっそり待っている
帰宅した時、玄関まで飛び出してこなくても、部屋の入口や角からひょっこり顔を出して待っていることがあります。シャイな犬は、大きな物音やバタバタした動きが苦手なことが多いため、喜びを爆発させる代わりに、静かにあなたの帰りを待っています。
よく見ると、耳を後ろに倒して「ヒコーキ耳」になっていたり、しっぽを小さく振っていたりすることもあるでしょう。控えめな歓迎スタイルですが、心の中では「帰ってきてくれて嬉しい!」と大喜びしているのです。
控えめなワンコと仲良くなるための「接し方のコツ」

見つめすぎない
シャイな犬にとって、正面からじっと見つめられることは、威圧感や緊張を感じる原因になります。早く仲良くなりたい一心で目を見つめ続けたり、顔を近づけたりするのは逆効果になることも。
接する時は少し視線をそらし、体も正面ではなく斜めに向けることで「あなたを怖がらせるつもりはないよ」と伝えましょう。あなたがリラックスして過ごしていれば、犬も次第に緊張を解き、自分から近づいてきてくれるきっかけになります。
自分から行かずに待つ
無理に追いかけたり、無理やり抱っこしたりせず、犬のほうから寄ってくるのを待つことが一番の近道です。こちらから近づくと逃げてしまう子でも、飼い主が本を読んだりスマホを見たりして何かに集中していると、安心してトコトコと寄ってくることがあります。
その時にいきなり触ろうとせず、まずはそっとしておいてあげましょう。犬に「自分から行っても安全だ」と思ってもらうことが、心の壁を取り除く大切な行動です。
静かな声で話しかける
高い声や大きな声は、シャイな犬を驚かせてしまいます。話しかける時は、優しく落ち着いたトーンを心がけましょう。ゆっくりと穏やかな口調で名前を呼んであげるだけで、犬は「この人のそばは平和だな」と感じるようになります。
また、急な動作も避け、ゆっくりと動くように意識してください。予測可能な穏やかな態度は、臆病な犬の心を癒やし、安心感を与えるための最も効果的な方法です。
ご褒美を上手に使う
「飼い主のそばに行くといいことがある」という記憶を作ってあげましょう。自分から一歩近づいてくれた時や、視線が合った時に、大好きなおやつをそっと差し出してみてください。
最初は手から食べなくても、近くの地面に置いてあげるだけで十分です。これを繰り返すうちに、犬の中で「飼い主=おいしいものをくれる人、嬉しい人」というポジティブな結びつきが強まります。おいしい食べ物の力を借りることで、心の距離はぐっと縮まります。

