3.フレーバーによる身体ストレス
電子タバコの魅力である豊富なフレーバーも、猫にとっては毒となる可能性も見過ごせません。
特に柑橘系などに使われる香料の中には、猫の肝臓がうまく分解できない成分(リモネンなど)が含まれていることがあります。
猫は高濃度の精油を摂取すると、肝臓で分解しづらく、毒性を起こす可能性があることは以前より指摘されています。これまでにも芳香目的のディフューザーで空気中の微粒子を吸い込んだり、猫の被毛に付着した成分を毛づくろいで舐めたりしたことで中毒症状を起こした実例も報告されているのです。
電子タバコのリキッドは精油とは異なりますが、ディフューザーと同じく蒸気で化学成分を空気中に拡散させます。しかし猫への安全性は科学的に検証されていないため、警戒が必要です。
また、人間の数十倍優れた嗅覚を持つ猫にとっては、人工的で強いフレーバーのニオイを不快に感じる可能性もあります。猫が明確に嫌がらないからといって、同じ部屋で喫煙し続ければ、嗅覚ストレスによって免疫力低下や様々な健康問題につながる危険もあるため注意が必要です。
まとめ
電子タバコは紙巻きタバコと比べて害が少ないというイメージがありますが、まだ健康被害について未解明の部分が多いのが現状です。
現時点で、発生することが分かっている成分だけでも、猫にとっては必ずしも安全なものとは言い切れません。蒸気に含まれる成分は空気中に漂うだけでなく、家具や猫の被毛にも付着することから、毛づくろいをした際に体に入る危険があります。
具体的な対策としては、以下が現実的です。
電子タバコは猫のいる生活空間では吸わない 使用後はしっかり換気し、空気が入れ替わってから猫を入れる 猫に触れる前に、手を洗って服を着替える愛猫の健康を守るためには、電子タバコを猫から完全に遠ざけることが最も確実な方法です。

