甘酒には、米麹を使ったものと酒粕を使ったもの2種類があり、それぞれ栄養や風味が異なります。米麹の甘酒はアルコールを含まず、自然な甘さと消化促進効果が特徴ですが、市販品では「ノンアルコール」と記載があっても微量のアルコールが含まれる場合があります。 今回は、甘酒に含まれている栄養や効果について「管理栄養士」の佐野さんに解説していただきました。

監修管理栄養士:
佐野 未来(管理栄養士)
鎌倉女子大学家政学部家政学科管理栄養士専攻(現・管理栄養学科)卒業。大学卒業後、日清医療食品株式会社に入社。その後、2007年から東京都内の大学病院に入職。個人栄養相談、集団栄養指導、入院患者の栄養管理業務に従事。現在はフリーランスのウェブライターとして、栄養や健康に関する情報を正確かつ分かりやすく伝えることをモットーとしている。
編集部
そもそも、甘酒はどうやって作っているのですか?
佐野さん
甘酒の主な原材料は、米麹と酒粕の2種類です。米麹の甘酒は、蒸したお米に麹菌を繁殖させて作ります。出来上がりはゆるめのお粥のような形状で、とてもシンプルな仕上がりになるのが特徴です。一方の酒粕の甘酒は、米麹にさらに酵母菌を追加して発酵させて作ります。2種類の菌で作るため、栄養価が非常に高いのが特徴です。砂糖を加えて作るため、しっかりとした甘さがあります。編集部
ほかにも甘酒の材料になるものはありますか?
佐野さん
紅麹や玄米、古代米を使った甘酒もあります。紅麹の甘酒は、ほんのりピンクがかった見た目が特徴で、血行改善などの効果が期待できます。玄米の甘酒は、香ばしさを感じる独特な香りが印象的で、玄米に含まれる食物繊維やミネラルが豊富に含まれており、整腸作用が期待できます。古代米の甘酒は、米麹の甘酒に黒米や赤米を足して作ったものです。ビタミンや必須アミノ酸など、さまざまな栄養素を含む甘酒で人気が高まっています。
編集部
甘酒にアルコールは含まれていますか?
佐野さん
酒粕の甘酒はアルコールを含みますが、米麹の甘酒はアルコールを含んでいません。ちなみに、市販の甘酒で「ノンアルコール」と表記されていても、含有アルコール量が1%未満の場合には「ノンアルコール」と記載していいことになっています。アルコールを含まない甘酒を飲みたい場合には、米麹を使ったものを選ぶか、「アルコール度数0.00%」と明記されているものを選びましょう。
※この記事はメディカルドックにて【甘酒の健康効果を管理栄養士が解説 「飲む点滴」と言われる所以とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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