●レガシーメディアとソーシャルメディアはつながっている
ただし注意が必要なのは、ソーシャルメディアだけではありません。
最近では、新聞やテレビなどのレガシーメディアはソーシャルメディアと対立的に扱われることが多いですが、ソーシャルメディア上でレガシーメディアのコンテンツが、切り抜かれたり、拡散されたりすることもありますし、逆にレガシーメディアがソーシャルメディアで「話題」となっている事柄を取り上げることもあります。
これらのメディアはつながってもいるのです。それはつまり、ソーシャルメディア上でのアテンション・エコノミーの影響が、レガシーメディアにとっても無視できないことを意味します。
●我々は「偶然」に意味を見出しやすい…偶然を「奇跡」に仕立て上げるメディアの危うさ
このような現代のメディア環境において、ソーシャルメディア上での「話題」をレガシーメディアが取り上げる方法にも留意すべき点があります。
今回の予言騒動は、結局のところ外れたわけですが、仮に予言が「的中」したとしても、それは単なる偶然にすぎません(奇跡的な確率であることは間違いないでしょうが)。
しかし、私たちには、偶然の一致にもかかわらず、何かの意味を過剰に見出してしまう傾向があるとされています。
そのため、レガシーメディアで「予言が的中!」といった扱われ方をした場合、本来、ただの偶然にすぎない事柄が、さも関係性があるかのように扱うことで、予言に「お墨付き」を与えてしまいかねません。

