結婚して30年を過ぎ、共働きで家事を分担しながら過ごしてきた私たち夫婦。長年続けてきた協力体制が、私の体調不良をきっかけに大きく揺らいだ出来事がありました。
体調不良で休職した私と、変わらない家事の分担
私も夫も高校教師で、勤務先が数年ごとに変わるため、家に早く帰れるほうが夕食の準備をし、片付けは2人で協力しておこなうのがわが家のスタイルでした。
しかし、私が体を悪くして休職した時期、買い物は私が担当していたものの、調理や片付けは以前と変わらず2人でおこなっていました。そんな中、夫の仕事が忙しい時期と重なり、少しずつ家の空気が張り詰めていきました。
突然の怒声と、壊れた壁
ある夜、夫が突然怒りを爆発させ、「家にいるんだから家事は全部君がすべきだ」と強い口調で言い放ちました。さらに、勢いのまま洗面所の壁を殴り、穴が開いてしまいました。普段は温厚な夫だけに、私は驚きで声も出ず、しばらく震えてしまうほどでした。
その夜は会話がないまま寝てしまい、翌朝、私は早朝に家を出て気持ちを落ち着かせようとし、彼が出勤するころを見計らって帰宅しました。いわば、プチ家出のようなものでした。

