なかなか妊娠ができず、不妊症なのではないかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
昔に比べると不妊症についての情報は増えてきていますが、実際どういった症状や治療法があるのかわからないかと思います。
不妊症の原因はいろいろあるなかで女性ばかりに原因があると思われがちですが、そうではありません。
不妊症の特徴や原因を知ることで、正しい対策方法や不妊治療に取り組めます。この記事ではあなたにあった対策を見つけられるように詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「不妊症」の原因・発症しやすい年齢層はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
不妊症に対処する時のポイント

自宅でできる不妊症対策にはどんなものがありますか?
ストレスを溜めない生活を心がけることが大切です。ストレスによりホルモンバランスが崩れると、卵子や精子の活動が悪くなってしまいます。ストレスを発散する為には、適度な運動や30分ほどの半身浴がオススメです。血行が良くなることでリラックス効果によるストレス軽減につながります。バランスの良い食事も大切で、栄養素は元気な卵子や精子を作るのにとても重要です。
どれかに偏るのではなく、まんべんなく摂取できる食事を心がけましょう。飲み物ではカフェインに注意が必要です。過剰に摂取してしまうと妊娠力を低下させ、妊娠しても流産のリスクが高まってしまいます。少しでも不安な場合はノンカフェインのものに切り替えることをオススメします。
自然妊娠を希望しますが可能でしょうか?
もちろん可能です。ただし日本産婦人科学会のデータを見るとわかるように、そもそも自然妊娠は通常20〜30%の確率です。高い確率で妊娠できると思っていた方からすると意外に低いと感じた方が多いのではないでしょうか。年齢を重ねるにつれ自然妊娠の確率も低下します。少しでも確率を上げる方法としては、排卵日を調べタイミングを合わせて性交することです。排卵日の3日前から前日までが最も確率が高いといわれているので、基礎体温表や排卵日検査薬で排卵日を予測しておきましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
不妊症で一番の悩みは不妊治療を続けていくことへのメンタルの辛さです。「次こそは大丈夫」と期待を持つ一方で、「ダメだったらどうしよう」と思い悩んでしまう方が多いです。結果が出ずに思わずご主人や周りに当たってしまうこともあるでしょう。その結果全部自分が悪いんだと一人で抱え込んでしまい、心身ともに疲弊してしまいます。
不妊治療するにあたってまず皆さんに知っていただきたいのは、少しでも悩みや不安な気持ちがあれば病院や医師に相談しましょう。全国には不妊専門相談センターもあります。些細なことでも結構ですので相談することで精神的な辛さを軽減し、前向きに不妊治療に取り組んでいけるようにしましょう。
編集部まとめ

不妊症の特徴や原因を知ることで、対策方法や治療方法が明確になってきます。妊娠するにはまず健康管理が一番大切です。正しい生活習慣を意識して過ごしましょう。
不妊治療は女性、男性どちらかが行えばいいわけではありません。夫婦で一緒に取り組んでいくことが大切です。
一人で悩んだ結果、間違った対策方法を続けて体に負担をかけてしまうことがないようにしましょう。
早期に不妊治療を開始できれば、それだけ妊娠の確率が高まる可能性があります。不安があればすぐに病院や医師に相談して不妊症を乗り越えていきましょう。
参考文献
どんな人が不妊症になりやすいのですか?(日本生殖医学会)

