
イタリアの町並みの主役ともいえる石畳。「石畳」という言葉から、平たい石の板が敷かれているイメージがあるかもしれません。
実際には、石畳を構成する石はすべて立方体。さいころのような形の石を、パズルのように組み合わせていきます。
石畳の道が続く近所で、水道管やガス管の工事が行われると、これらの石がすべて抜かれます。工事のあと、再びパズルのように組み合わせていくのです。
この立方体の石は、イタリアでは「サンピエトリーノ」と呼ばれています。「サン・ピエトロ」は「聖ピエトロ」の意味。「ピエトリーノ」は「小さなピエトロ」というニュアンスです。
「聖ピエトロ」はイエス・キリストの一番弟子であり、ヴァチカンの創始者です。彼は本来、「シモン」という名前だったのですが、イエスから「この岩(ピエトロ)の上に教会を建てなさい」といわれ、「ピエトロ(日本ではペテロという名前で知られています)」と名乗るようになりました。
つまり石畳の石の名前の由来は、キリスト教の聖人にあります。立方体であるため、雨が降っても抜けたりはしないのですが、メンテナンスをしないとデコボコになり、転倒する危険も。石畳の道はヒールのある靴はとても不便ですし、ヒールに傷がつくこともよくあります。
イタリアの石畳を歩くときはスニーカーをおすすめします。


