店内の清掃は「お客様のためじゃないですよね?」→パートおばさんの目的を暴く|残業代がほしい同僚

店内の清掃は「お客様のためじゃないですよね?」→パートおばさんの目的を暴く|残業代がほしい同僚

おばさん達のあまりにもな振る舞いに怒った同僚。その様子を見た店長がついにおばさん達のダラダラ残業のことを知ります。そして店長の考えとは…。

どれだけ怒っても、あの2人には伝わらない

雨

そして、ついに限界の日が訪れました。 その日は雨でお客様も少なく、閉店作業はいつも以上に早く終わるはずでした。

それなのに、2人はいつものようにダラダラと掃除を始め、あろうことか「雨だから念入りに床を磨かないとね」などと言い出して、新しい洗剤を開け始めたのです。 時計の針は定時を30分も過ぎていました。 私の我慢の風船が、張り裂けそうになったその時。

「いい加減にしてくださいよ」

声を上げたのは、私ではなく東村山さんでした。 彼女は本来ならもう帰っている時間でしたが、忘れ物を取りに戻ってきて、その惨状を目撃したのです。

「雨でお客さんもいなかったのに、掃除でこんなに長くかかるわけないですよね?」

田中さんと山田さんは、ぽかんと口を開けて驚いています。

「あら、東村山さん。どうしたの急に」
「私たちは、お店のためにきれいに……」
「お店のためなんかじゃありませんよね! 自分の財布のためでしょう!」

東村山さんは一歩も引きませんでした。 その騒ぎを聞きつけて、店長が奥の事務所から飛び出してきました。

「どうしたんですか、大声を出して」

店長にすべてを明かすと、驚きの事実が…

雨

店長と事務所に下がり、私は今までの経緯をすべて話しました。 田中さん・山田さんが掃除を引き伸ばしていること。 事務作業に倍の時間をかけていること。 早く帰れるのに帰らず、私の仕事を奪ってまで残業していること。 そして、「残業代が欲しいから」と本人たちが公言していること。話し終えると、店長は深々と椅子に沈み込みました。 そして、天井を仰いで大きなため息をつきました。

「……そうだったんですか」

店長の声には、深い失望が滲んでいました。

「私はてっきり、お2人は年齢的なこともあって、作業を覚えるのが大変なんだろうと……あるいは体力が落ちていて時間がかかっているのだろうと思っていました」

店長の優しさが、完全に裏目に出ていたのです。 彼は本当に、スタッフ思いの良い人なのです。だからこそ、二人の行動が許せなかったのでしょう。

「信頼を、利用されていたわけですね」

店長の表情が、悲しみから静かな怒りへと変わっていくのが分かりました。

「でも、ただ注意するだけじゃ、また同じことの繰り返しになりそうです」

一緒に居た東村山さんが冷静に指摘しました。

「私語を注意したら無言でサボるようになった人たちですよ。普通の注意じゃ響きません」
「ええ、その通りです」

店長は頷き、少し考え込んだ後、眼鏡の奥の瞳を光らせました。

「……実力行使に出ましょう。お二人には、一番効く薬が必要です」

そこで店長が提案した「作戦」は、あまりにもシンプルで、かつ残酷なまでに効果的なものでした。

配信元: ママリ

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