人間の減量薬を「肥満の猫」に投与する実験開始 「糖尿病の有効な治療法」として期待が高まる 米国

人間の減量薬を「肥満の猫」に投与する実験開始 「糖尿病の有効な治療法」として期待が高まる 米国

人間の減量薬をインプラントで猫に投与

注射される猫

画像はイメージです

米国で人気の「減量薬」は、猫にも有効かもしれません。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、サンフランシスコに拠点を置くバイオ医薬品会社Okava Pharmaceuticalsが、肥満の猫を対象に「GLP-1阻害薬」を試す実験を開始したと発表しました。

もともと人間の糖尿病治療薬として開発され、減量のためにも広く使用されている「Ozempic」「Wegovy」「Mounjaro」などの薬剤。人間には毎週注射で投与されますが、今回実験に参加する猫にはマイクロチップよりわずかに大きいインプラントを皮下に埋め込み、最大6ヵ月かけて薬剤が徐々に放出されるようにします。研究者たちは、これによって肥満のペットを減らすことができると期待しています。

愛猫が「太りすぎ」と考える飼い主は33%

肥満した猫

画像はイメージです

米国ではペットの体重管理を意識する飼い主が増えています。「the Association for Pet Obesity Prevention」(ペット肥満予防協会)によると、2024年には猫の飼い主のうち「愛猫の体型が理想的である」と答えたのは55%、犬の場合は51%でした。飼い猫が「太りすぎ」または「肥満」であると認識している飼い主は、前年の28%から33%へと増えています。

Okava社は、インプラントの価格を月額100ドル(約1万5千円)以下に抑え、高級ペットフードと同程度にすることをめざしています。この薬が効果を発揮して糖尿病の予防や管理に役立つようになれば、全体として飼い主にとってのコスト削減にもつながります。

提供元