「これ使ってね」私たちを温かく迎えてくれた義両親→しかし…貸し出された寝具にあ然!戸惑ったワケは

「これ使ってね」私たちを温かく迎えてくれた義両親→しかし…貸し出された寝具にあ然!戸惑ったワケは

第1子である息子が生まれ、夏に家族みんなで初めて夫の実家に泊まったときの出来事です。私は義実家で貸していただいた布団に、とても戸惑ってしまったのです。

初めての義実家

息子が生まれてから初めて、遠方にある義実家へ帰省し、4泊滞在することになりました。それまで義両親が息子に会ったのは数回程度。そのため、うちとけるまでには時間がかかりました。それでも、初孫を前に義両親は笑顔であやし、私たち家族を温かく迎えてくれて、とてもありがたいと感じていました。


しかし、生後10カ月を過ぎた息子は私の腕の中で、私のTシャツの裾を終始強く掴んだまま。まるで離れたがらないその様子から、初めての環境に緊張していることがひしひしと伝わってきました。私も子連れ宿泊は初めてだったので、緊張気味。また、離乳食も始まっていたのでキッチンをお借りしましたが、勝手がわからないので、あたふたしていました。

「これ使って」義母に渡された寝具

義実家には、物置として使用されていた納戸があります。義母に「ちょっと来て」と呼ばれてついて行くと、義母が納戸からおもむろに「確かここにあったはず……」と何かを引っ張り出し始めました。


うっすらとほこりを被った段ボールやら何やらの中から、親子3人分の布団を取り出した義母。「布団、カバー類はこれ使ってね」と渡されました。


その布団は湿気を吸ってずっしりと重く、ほんのりカビ臭いのです。枕カバーやシーツなども少し変なにおいがしました。もう新生児ではないけれど、まだ赤ちゃんであるわが子を、この布団で寝せることに私はちゅうちょしました。


私は産後ということもあって、手洗いや食器の消毒、室内の清掃等の衛生面に関して、敏感になり過ぎていただけかもしれません。それでも、宿泊の日程はあらかじめ義両親には伝えてあったので、せめて枕カバーやシーツを洗うくらいはしておいてほしかったな……と思ってしまいました。夫は慣れているからか、その布団については何も言わず。


私は自宅からタオルを多く持って行っていたので、それを敷いて事なきを得ました。衛生観念は各家庭で違うことを痛感した出来事でした。この経験をしてからというもの、いろいろ準備をしておくことに越したことはないと学んだ私は、子連れで出かけるときはあらゆる想定をして準備をするよう心がけています。


著者:富伊 凛/30代女性/2016年、2020年生まれの兄妹の母。仕事と育児の両立に苦戦し、離職を決意。都会暮らしに疲れ果て、地方移住をもくろむ。趣味はベランダ園芸。嫌いなものは、花につく悪い虫と、雨の日の電動チャリ走行。

イラスト:はたこ


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)

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