\「子どもが読書にハマる」方法を大公開!/
年間数千本の論文を読む「科学論文オタク」の言語学者・堀田秀吾氏が、最新の研究から導いた、“子どもにとっての最高の読書法”をわかりやすく解説します。
書籍『いまの科学でいちばん正しい 子どもの読書 読み方、ハマらせ方』(Gakken)は、子どもの読書に関する親の疑問をひとつひとつ解消しながら、読書が子どもにもたらすメリットや、どんな子どもも「読書好き」に導く、とっておきのメソッドが満載の一冊です。
今回は、“多読”と“繰り返し読み”、効率的に学習できるのはどっち?と言う疑問についての解説をご紹介します。
書籍『いまの科学でいちばん正しい 子どもの読書 読み方、ハマらせ方』「多読」VS「繰り返し読み」 効率的な学習法はどっち?
「本をたくさん読みましょう!」。学校を含めひんぱんに言われることですが、実際にどんな読み方が効果的なのでしょうか。
たとえば英語学習の世界でも、多くの本を読む「多読」がいいのか、同じ本を繰り返し読む「繰り返し読み」がいいのか、意見が分かれることもあります。こちらも両者にメリットがあり、目的や学習段階によって使い分けることが大切だとさまざまな研究で示されています。
読解力を底上げする「多読」

※画像はイメージです
まずは多読。ビクトリア大学のポールの研究によれば、多読は学習者一人ひとりに合ったレベルの本を選び、興味に従って自由に読むことで学習効果が高まるといいます。ポイントは「適切な難易度」と「自発的動機」。それによって学習意欲が維持され、学びが進むというわけです。
またセゲド大学のアンギアらの研究では英語学習において通常学習のみのグループよりも、オンライン多読プログラムを利用したグループのほうが読解力で優れた結果を示したそうです。これは多くの文章に触れることで語彙や知識が増え、総合的な読解力が向上したからと考えられます。
