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【残業代目当てでダラダラ作業】ヤバいパートが働き者に?→店長考案の驚くべき改革|残業代がほしい同僚

【残業代目当てでダラダラ作業】ヤバいパートが働き者に?→店長考案の驚くべき改革|残業代がほしい同僚

残業代のためにわざと作業時間を引き延ばしていた田中さん・山田さんの2人。2人の本性を知り怒った店長は、はるこ達との作戦会議の結果ある施策を打ち出すことにしたのでした。果たしてその効果は…?

店長が打ち出した施策に、みんなびっくり!

カフェ

翌日。 朝の朝礼で、店長は1枚のプリントを全員に配りました。 そこには「業務改善及び昇給規定の変更について」と書かれていました。田中さんと山田さんは、また面倒なことが始まったわね、といった顔でプリントを眺めていました。 しかし、店長がその内容を読み上げ始めると、2人の表情は一変しました。

「えー、これからの閑散期に向けて、人件費の見直しを行います。つきましては、次回の昇給審査の基準を変更します」

店長は一呼吸置いて、はっきりと言いました。

「決められた時間内に、いかに効率よく業務を完了できたかを最重要評価項目とします。具体的には、残業時間が少ないスタッフから順に、昇給の対象とします。逆に、不必要な残業が多いと判断された場合は、能力不足とみなし、シフトの削減、あるいは契約更新の見直しも検討します」

シン、と店内が静まり返りました。 田中さんと山田さんの顔色が、見る見るうちに青ざめていくのがわかりました。

「残業すればするほどお金がもらえる」というシステムが、一夜にして「残業すればするほど評価が下がり、最悪クビになる」というシステムに逆転したのです。

「また」

店長は続けます。

「3人1組のシフトの場合も、連帯責任とはしません。個人の作業スピードを評価します。自分の担当が終わった人は、上長の許可を得て即時退勤してください。無意味に店舗に残ることは禁止します」

これは、私に対する救済措置でした。 もう2人の「偽りの親切」に付き合う必要はないのです。

その日から別人のように変わったおばさん達

パート 女性 カフェ

「……て、店長。それはあまりに急では……」

山田さんがおずおずと声を上げました。

「急ではありませんよ」

店長はにっこりと、しかし目は全く笑わずに答えました。

「プロとして、時間内に仕事をするのは当たり前のことです。ベテランのお2人なら、当然できますよね?」

その言葉は、二人の逃げ道を完全に塞ぎました。

「仕事が大変だから時間がかかる」と言えば「能力不足」の烙印を押される。 かといって早く終わらせれば、今までのダラダラが嘘だったとバレる。 しかし、背に腹は代えられません。彼女たちにとって一番大事なのは、今の職を失わないことと、少しでも時給を上げることなのですから。

その日からの2人の豹変ぶりと言ったら、見ていて笑いがこみ上げてくるほどでした。あれほど丁寧に拭いていたテーブルは、ササッと手早く拭き上げられ、 あれほど時間をかけていた事務作業は、驚くべき集中力で片付けられていきました。

発注の電話も、「はい、お願いします。失礼します」と、わずか数十秒で終了。 私語なんて一言もありません。結果、その日の閉店作業は、定時より15分も早く完了してしまいました。

「はるこさん、お疲れ様でした! お先に失礼します!」

田中さんと山田さんは、逃げるようにタイムカードを切り、風のように去っていきました。残された私は、あまりの静けさに呆気にとられてしまいました。 今までの半年間は、一体なんだったのでしょうか。

「……ふふっ」

思わず笑いが漏れました。 時計を見るとまだ17時です。 窓の外は明るく、夕焼けが空を茜色に染め始めていました。

配信元: ママリ

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