運動、禁煙で気をつけること
編集部
心不全予防に運動は効果的ですか?
朝比奈先生
適度な運動は心臓や血管の機能を改善し、体重や血圧のコントロールにも役立ちます。ウォーキングや軽い筋トレなど、無理のない範囲で続けることが大切です。ただし、激しい運動や急な負荷は逆効果になるため医師との相談が必要です。
編集部
どのくらいの運動が理想的ですか?
朝比奈先生
世界保健機関(WHO)が推奨する健康増進の目安は、週に150分程度の中等度の有酸素運動です。具体的にいうと、1回30分のウォーキングを週5日おこなうイメージです。継続できる範囲で始め、体調や体力、年齢によって調整しましょう。
編集部
そのほか、気をつけることはありますか?
朝比奈先生
喫煙は血管を傷つけ、動脈硬化を進める最大の危険因子になります。動脈硬化は心筋梗塞を引き起こしますし、また、高血圧とも深いつながりがあり、最終的に心不全のリスクを大きく高めます。禁煙は最も確実で有効な予防策の一つです。
編集部
禁煙を続けるコツはありますか?
朝比奈先生
禁煙外来やニコチン代替療法を利用することで成功率が高まります。また、周囲のサポートを得ることも大切です。「心臓を守るためにやめる」という明確な目的を持つことで継続しやすくなります。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
朝比奈先生
心不全は命に関わる深刻な事態を招くこともありますが、日々の備えで回避でき、進行を緩やかにすることもできます。今からできることを少しずつ始めて、未来の自分のために健康を守りましょう。
編集部まとめ
心不全が悪化すると、命に関わる重篤な事態を招くこともあります。そのため、心不全は発症してから治療するよりも、予防策を講じて発症を防ぐことが肝心。生活習慣を見直し、心不全の発症リスクを下げるように意識しましょう。

