犬の「シニア前期」はいつ?太りやすくなる? お世話のコツを獣医師に聞いた

運動の能力が落ちる


これまで飛び乗れていたものに乗れなくなる、歩く速度が遅くなる、走ったり飛びついたりしなくなる、散歩に出てもすぐに帰りたがる、体を動かす遊びをしなくなるなど、体の動きが鈍くなり、運動量、活動量も減ってきます。

シニア前期の老化スピードをゆるやかにするコツ
 柴のこまめちゃん
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

シニア前期の老化のスピードをゆるやかにするには、以下のようなお世話などを取り入れてみましょう。

脂質控えめのシニア犬用フードに切り替える


代謝や消化吸収能力が落ちるので、若い頃と同じフードだと、太ったり毛ヅヤやうんちの状態が悪化したりすることが。その場合はかかりつけ医と相談して、脂質が抑えられたシニア犬用フードに切り替えると◎

年に2回健診を受ける


できれば7才(大型犬なら5~6才)から健診は年に2回受けたほうがよいですが、まだ年に1回しか受けていないのなら、この機会に年2回に。見た目は若くても体内で変化が起きていることもあるので、健診でしっかり確認をしましょう。

オスワリ・立つの動作で足腰を鍛える


足腰の健康のために適度な運動は欠かせませんが、それに加えて、オスワリと立つ姿勢を繰り返す遊びを日頃から取り入れてみましょう。ほどよい足腰の筋トレになり、寝たきりの予防に役立ちます。

疲れがとれるよう睡眠環境を整える


シニア期の犬の睡眠は、疲れをとるためにとても大切です。愛犬の寝床はドアの隣や玄関の近くなどの人の行き来が多い場所を避け、静かに休める場所に設置を。また、夜間は部屋を薄暗くして、ぐっすり眠れるようにしましょう。

おやつやトッピングに“腎”を元気にする食材を取り入れてみる


東洋医学でいう“腎”は、生命力の源。そこを元気にすることは、健康長寿にも役立ちます。腎を元気にするおすすめの食材は、豚肉や昆布、豆類。豚肉や昆布で取った出汁をフードにかけたり、豆もやしをゆでて刻んでフードにトッピングしたりするとよいでしょう。

愛犬に長く元気でいてもらうために、犬のシニア期について正しく理解することが大切です。参考にしてみてくださいね。

お話を伺った先生/佐々木彩子先生(キュティア老犬クリニック獣医師)
参考/「いぬのきもち」2025年11月号『長ーく元気でいてほしいから知っておきたい!「シニア期」っていつから?』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。

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