
数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろうさん(@mrwhiteblogger)は、SNSを中心に独特な世界観の短編漫画を公開している。どの作品も続きが気になると好評だ。今回は、X(旧Twitter)に投稿された漫画「カーポート(1)〜(3)」を紹介するとともに、作者に子どもが親の車にひかれる事故について話を聞いた。
■「包帯を巻いた子ども」がサイドミラーに…



ある日の午後、サラリーマンのTさんは自宅のカーポートで洗車をしていた。妻と娘は外出中で、3歳の娘がぐずったらすぐに気づけるよう、玄関のドアは開け放してある。
数時間後、洗車を終えて車を動かそうと運転席に乗り込むと、サイドミラーに全身に包帯を巻いた子どもの姿が映った。ゾッとするような視線で、鏡越しにこちらを見つめている。
Tさんは驚いて車を降り、子どもが指さす右後輪の方を見ると、なんとそこには昼寝中の娘の姿が。娘はTさんを驚かせようと、こっそり出てきたようだ。包帯の子の姿はすでに消えていたが、その子のおかげで事故を回避できたTさん。
この出来事を近所の老婆に話すと、この家は以前、駐車場で我が子をひいて亡くした家族が住んでいたと教えられる。おそらく、包帯の子は同じ悲劇が起こらないよう警告してくれたのだろう。その後、Tさんは娘に駐車場で遊ばないよう、交通安全についてしっかり教えたのだった。
■「一瞬の不注意が…」作者が語る制作のきっかけ
実際に子どもが親の車にひかれる事故について、色白ゆうじろうさんは「ニュースで目にすると非常に痛ましい気持ちになり、自分自身に置き換えて考えると胸が張り裂けそうです。こういった事故が起こらないことを日々願っています」と話す。
本作を描こうと思った理由については、「以前、コンビニの駐車場で車と子どもが関わる事故を目撃したことがある。幸い軽傷だったが、一瞬の不注意が取り返しのつかない結果を招くかもしれない恐ろしさを感じた」と明かした。「その恐ろしさを怪談にしようと思ったのです。私自身も、常に気を引き締めて運転しようと思います」と語った。
取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)
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